東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『夏の始まり、雑感』

知人が海外旅行に行っており、その間、飼い猫を預かることになった。2匹増えて、現在我が家に猫が3匹いる。最初は緊張して、微動だにしてなかったけれど昨日くらいからようやく慣れてきた。慣れてくると、ウロウロと家の中を歩き回り、僕らがいても逃げないで座っているようになる。猫3匹もいると家がにぎやかになるかと思ったけれど、それほど気にならない。元々の我が家猫みぞれは来訪者に興味津々。たまに空気を読まずに近寄り、警戒されたりもしているけれど、ほどほどに仲良くやってくれている、と思う。


以下、日々のまとめ。


9日(火)。職場が同じ恵比寿にあり、お世話になっている映像ディレクターのTさんと昼食をご一緒する。ご結婚されたばかりでそのお祝いを伝えると、仕事上のことで悩みがあるという。それについてすこしばかり話を聞かせてもらったり、他にもいろいろ話をする。何か新しい脚本は無いかと聞かれ、まったく無い自分が少し情けなくなってしまった。そういう時に、「あります、3つほどストックがありまして、1つはコメディタッチ、1つはラブストーリー、1つは少しばかり自分の書きたいことだけを書いてしまったのですが、話としてはいずれも90分ほどです。すぐにメールでデータを送付しましょうか?」くらいのことが言えるようにならねばなぁと。いずれにしてもいろいろ話せてとても愉しかった。


10日(水)。1日、外で働く。ほどよく日焼けする。古谷実さんの「サルチネス」が完結した。とても良かった。改めて前話の話を思い出す。前話が、生き別れた母親が出てくる話であり、まぁろくでもない母親であるのだけど、その母との出会いの機会が、友人の判断で失われる。しかし主人公はまったく動じず、友人自身の判断を尊重する。そんな主人公が、妹の出産に涙した。彼にとって大切なのは『血』ではない。自分にとって大切な人は、自分で選ぶ。そんな彼が、心の底から妹の出産を喜ぶ姿がとても良かった。高橋しんさんの『花と奥たん』2巻購入。


11日(木)。またもや1日、外で働く。その際もパソコンはかかせず、どうしてもネット環境が必要な場合、スターバックスに入る。スターバックス無線LANが飛んでおり、簡単な登録で利用可能であり、重宝する。後楽園にあるスターバックスで長居をしたのだけど、店内座席が混んでおり、屋外の席に座る。で、この日も日中は半端ない暑さ。一応、パラソルがあるのでなんとか我慢はできるのだけど、パソコンが異常に熱を発した。


12日(金)。仕事。帰ると娘が「平成狸合戦ポンポコ」を観ていた。一緒に観ながらいつの間にか寝てしまった。


13日(土)。仕事。Facebook情報で、娘と嫁が「モンスターズユニバーシティ」を3Dで観ていると知る。3歳にして映画館デビューか娘。自分はどうだったけ、と思い出してみる。確か、『東映マンガ祭り』というようなので、キン肉マンとかゲゲゲの鬼太郎とかをやっていた映画を観たような気がするけれど、それでも小学校に入ってからではなかったか。それはさておき、父を仲間はずれにするとは。荒川弘さんの『銀の匙』新刊を買う。漫画ばかりだな、俺。


14日(日)。仕事。早めに終えようと思ったけれど、諸々あって時間がかかる。家に帰り、パソコンを開いていたけれど、気がついたら寝ていた。夜中に起きた娘に起こされて気がつく始末。


15日(月)。祝日。鬼子母神で『手創り市』がやっており、それを見に行く。晴れて暑かったけど、鬼子母神境内の木陰は風も通り、気持ちいい。娘が境内で、石を並べる。大小様々な石を「おとうさんで、おかあさんでー」と並べる様が面白い。で、並べた石をなぜかすぐに放り投げる。家族に例えた石じゃなかったのか。いずれにしても愉しい散策。その後、公園で少しばかり遊び、『手創り市』に来ていた近所のYさんとご飯を食べようと話になったので、家常さんとも一緒に東池袋で昼食。人気の店らしく混んでおり、1時間近く待たされたけど、美味しかった。ちと高かったけど。

家に戻り少しばかり昼寝をしてから、夕方にまた外へ。池袋西口でやっていたニュー盆踊りを見に行く。毎年やっており、去年も家族ででかけた。祭りの櫓から少し離れたところで見ていると、隣に2人の女性がベビーカーをつれてやってきた。それぞれ子供がいる。1人は娘と同年齢くらいか。まぁ、例えるならばいわゆるヤンママという方々で、お一人は金髪で洋服に髑髏の刺繍があった。自分の娘に対する愛情ははっきりとあり、どこかへ走っていこうとするとそれを走って止めにいくし、悪さをしようとするときちんと叱る。とてもしっかりしているのだけど、目の前でタバコを吸う。ポケット灰皿は持っており、そこにちゃんと灰を捨てるのだけど、祭りのやっているスペースには喫煙所がちゃんとあり、そこも少し歩けばあるのだか、そこには行かない。あと、食べていた『いか焼き』の器をわりと平気で路上に捨てる。一方で、愉しく踊り、うちの娘のことも可愛がってくれて、唐揚げなど食べさせてくれる。食べ終わると、ウェットティッシュなどでうちの娘の手を拭いてくれたりもして、なんというか、良いと悪いの折れ線グラフが目の前でベキベキと折れていく様を目の当たりにする。最後は、バイバイと互いに手を降って別れたのだけど、帰り路、嫁がちらりと母親2人の会話を聞いたことを話してくれたのだが、どうやら片方の母親は娘が1歳半くらいまで育児放棄をしていたらしい。まったく見事な折れ線グラフを描いてくれる。

ちょっと仕事上のトラブルもあり、やけに電話が入り、なんだか落ち着かない休みだった。夜は少しばかり暑さが落ち着いている。