東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『インターナショナルな一日』

朝、会社へ行こうと歩いていたら、外国の方に声をかけられた。道を聞かれて、片言の英語で話す。結果、身振り手振りの日本語になっていたけれど。うまく伝わっていればと思うが、心配になる。


今日はなぜだか、いろいろと歩く事が多かった。新宿から新宿三丁目あたりまで。品川から天王洲アイルまで。いずれも往復。それも時間があまりなく、早歩きで。歩くのは嫌いではないのだけど、場所によっては人が多くて歩きづらい。


で、仕事をモロモロ終えてから、今度は恵比寿から渋谷のパルコまで歩く。渋谷のスクランブル交差点あたりで、「すいません」と声をかけられる。振り返ると、外国の女性の方。「ブンカムラはどこですか?」と聞かれ、また日本語と手振りで説明。それにしても、1日に2度も外国の方に声をかけられるとは。


パルコ劇場にてピーター・ブルック演出の「ザ・スーツ」という舞台をモロモロあって観劇させてもらった。舞台装置がシンプルでいて、色合いがいい。僕は楽器の生演奏というものがあまり好きではないのだけど、演奏自体はとても良かった。そして、劇中でしばしば歌が唄われるのだけど、それも良かった。1950年代の南アフリカを舞台とした作品で、おそらくその背景を知っていると一層劇中で描かれる人物のことを実感できるのではないかと思いつつ。客席に向けた独白が多い印象の舞台。俳優たちの立ち姿の、すーっと気負わずに立っている(ように見える)佇まいは良かった。ラスト、主人公の女性が事切れてからの、ゆっくりとした照明の変化も心地よかったけれど、あそこでの音楽とピアノ演奏者へのサスが個人的には少し。でも面白かった。


今日はなんだかインターナショナルな気分。