東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『巧みのコールセンター』

朝、少しゆっくり出勤できたので溜まっていた粗大ごみを出す手続きを電話で行なう。粗大ごみ配送の手続きをする区のコールセンターの人と何を粗大ごみで出すのかについて電話で話をする際に、出すものについて微妙に説明に戸惑う。


今回、捨てるものが5点あったのだけど、不要の傘立てやプラスチックのケースの他に、台所で使っていたガス台に設置する鉄製の置物があり、それの名称がわからず、「ガス台にですね、下に敷きつつ蓋のようなものがあって、ガス台を覆うようにしてあるものでして」などと見たままを説明すると「油よけですね」と的確に推察して言葉にする。コールセンターの人は、毎日多くの粗大ごみを出したい人と話をしているわけで、様々なモノを電話対応だけで把握しているだけに、さすがに判断がするどい。そして、的確に「B券300円分を5枚購入してください」と告げる。実に見事。ちょっとした巧みの技を感じた。


で、その後に不要になった壊れたノートパソコンも処分するために、macの相談窓口にも電話をしたのだが、そこの対応はうってかわってダメだった。何がダメって、開口一番「ネット上のリサイクルに関する規約は了承してもらえましたでしょうか?」であったこと。「では確認してから電話をしますね」と言えば良かったのかもしれないが、少しカチンときたのは、そもそもパソコンが壊れたので電話をしているのに、ネット上に載っている規約を見ろっていうのがよく解らなかったからだ。今でこそ、スマートフォンなどで見れるだろうけれど、そういうものが無い場合、どう見ればいいのだ。で、なんとなく腹がたったので「パソコンが壊れたから見れない」と言ったらしばらくの沈黙の後、「では大丈夫です」と来た。おそらく僕がやったことはちょっとしたクレーマーのようなことだろうけど、多分同じように言う人たちはいると思うんだけどな。どう考えてもおかしい。


日中は仕事。


夜。白金高輪にある会社に行く用事ができたので、ふと歩いて行こうと思い立つ。恵比寿の職場から、恵比寿駅を通過して、恵比寿三丁目の交差点まで歩き、首都高の側を歩く。見慣れない風景。雰囲気のいいお店や、見たこともないバス停、車でした走ったことがない道路などを歩く新鮮さ。首都高速下の道路は、タクシーや長距離トラックのちょっとした休憩スポットになっており、おそらく終電前後の時間に稼働すると思われるタクシーが、しばしの休憩をしていた。席を倒して寝ている人がいれば、スマートフォンで動画を見ている人もいる。歩くことで気付くことがある。20分ほどの散歩。寒い季節だけど、歩けば身体は暖まる。そんな一日。