東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『潮干狩りと日焼けの日々』

ここ最近、家に帰ってから、テレビ東京で放送していた『なぞの転校生』をばーっと一気に観ていた。全12話。とても面白く観つつ、それでさらに録画しておいた『花とアリス』も観るという岩井俊二さん関連の作品のハシゴ。『なぞの転校生』がはっきりと3.11後の作品として作られつつも、なにかゴリゴリとメッセージとして訴えるではなく、あくまで物語が展開していく中で語られている感じが良かったし、『花とアリス』も同じように叙述の作品としてとても刺激を受けた。劇中で、アリスと男の子が公園で話をするシーン、二人が会話をしている間に木が入るように撮られたカットはすごいなぁと思った。二人の関係をうまく捉えているように思えた。そして、ロケ地として使われている波崎の風車を久しぶりに観た。ただ、僕が自主映画で使った場所とは少しだけ違う場所の風車。車では行きやすい1基の風車がある場所がロケ地として使用されていた。その場所から少し車を飛ばすと、もっとたくさんの風車がある場所があるのだけど、きっといろいろ検討した結果、1基の場所を採択したのだろう。で、そういうのを観るとまた波崎へ行きたくなる。


16日(金)。娘の幼稚園の遠足だった。嫁に言われて参加をすることになったけど、正直父親が遠足に参加するという人はいるのだろうかと疑問だったのだけど、いざ行ってみるとそれなりの人数がいてびっくりした。

娘は遠足が楽しみだったようで、意気揚々とバスに乗り込んでいた。船橋にある海沿いの公園で潮干狩りをする。行ったらあとは自由行動という感じで、好きにやってくれと放置され、あれ?遠足ってこういうのだっけと思い返してみるけれど、記憶がない。そして、潮干狩りのこともよくわからない。海岸には多くの人たちがいて、遊び半分かと思いきや本気で狩りをしている方々が多く、そんな中、僕や娘は早々に飽きて海をフラフラと歩き回っていた。

車で1時間ほどで行ける場所にあり、それなりに潮干狩りを楽しみ、昼食を食べて帰ってきてもまだ2時過ぎというなんだか健全な遠足。愉しかったけど、さすがに帰ったらぐったりした。

昼寝をしてから、夜はとある打ち合わせ。愉しくなりそうな催しの企画。


17日(土)。この日も休み。昨日潮干狩りの時に採った小さい蟹があり、水槽にいれようかと思ったのだけどよくよく見ると卵を持っていたので、さすがに水槽で飼うのもどうかということになり、海へ返しに行くことに。娘と2人で葛西臨海公園へ行く。冬の寒い時に行った以来。晴れて気持ちが良かった。そして砂浜にはやはり潮干狩りをする人たちがたくさんいた。そういうものなのか。僕は潮干狩りと無縁の生活をしていたので何かそういう光景を目の当たりにすると新鮮な気分になる。

蟹を海にかえし、二人で砂浜で遊び、木陰で焼きそばを食べて、昼寝をした。なんとものんびりした時間。木陰で娘と、シートを敷いて昼寝をするなんて本当に心地いい。で、この日はなんというかやけに空気も澄んでいて、こんな時期なのに富士山が見えた。きっともう少し暑くなってくると見えなくなってしまうだろう。

夕方まで夢中になって遊んで、気がついたら腕や顔がヒリヒリと日焼けしていた。そういう季節になったということか。


18日(日)。少しばかり仕事。それで、元々参加させてもらう予定だった知人の送別会への参加が遅れる。その送別会では友人のバンド『かげわたり』の演奏もあったので久しぶりに聴けると思っていたのだけど、急な仕事で行けなかった。後から聞くと、参加して初めて『かげわたり』の演奏を観た娘は、夢中で踊っていたらしい。楽しんでくれていたのなら良かった。僕は夕方から2次会的なものに参加。娘は一緒に参加していたSくんの娘さんYちゃんと愉しく遊んでいたようで、お店の移動の時も手をつないで歩いていた。最近何やらいろいろあって、少し気分が沈んでいたのでとても愉しかった。結局、夜の23時過ぎまでみんなでいろいろ話をしていた。

その帰り、なんとなくアイスを食べたくなり、コンビニでアイスを購入。アイスを食べながらぼんやり帰宅。月が大きく感じた。日中は半袖でも過ごせるけど、夜はまだまだ冷えるような気がする。