東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『またしても大阪へ行ったりすぐに戻って来たり』

tokyomoon2014-08-04

Eテレの「ニッポン戦後サブカルチャー史」第一回を観て、『太陽の季節』と『オン・ザ・ロード』を読まなければと思い、本棚を探す。『オン・ザ・ロード』はあったのだけど『太陽の季節』が無い。買って持っていたような気がしたけど無かった。昔はそんなことなかったけど、最近は本やCDが、自分で買った物か人から借りた物か判別がつかなくなっている。そして買ってもいないものまでも持っているような錯覚に陥るのはいよいよだ。


翌朝、早朝4時に起きる。朝早くから少しばかり暑い。それで東京駅からまたもや大阪へ。この4ヶ月で3回の大阪。なんという偶然なのか。そしてきっとこの先しばらく行くことはないだろう。始発は乗り遅れてしまい、その次の新幹線に乗る。新幹線はすでに混んでいた。指定席を選んでいる時には、すでに窓際の席は埋まっていた。僕の隣はご年配の夫婦が並んで座った。残念なのは、そのご主人さんがすぐに窓の日よけを閉めてしまって外の風景が観れなかったこと。それと、失敗したのは『オン・ザ・ロード』を持ってくるのを忘れたこと。さっそく読もうとしたのだけど失敗した。せっかく車内で読もうとしたのだけど。まぁ、結局ほとんど寝ていたのだけど。


新大阪から大阪へ行き、環状線に乗る。すっかり乗り馴れた、というのは言い過ぎだけど、さすがに環状線への乗り換えはスムーズに出来る。それで目的の駅へ行くと雨が降り出した。天気予報を見ると午後からは止む予報だったけど、予想は大きく外れて雨が一日中続く。その日は仕事の用件があったのでそれほど気にするものではなかったけど。


翌朝、そそくさと帰京。せっかくなので、先日不義理をしたYしゃんと連絡をと思ったけれど、ままならずの帰京。朝になると雨は止んでいた。出発前に少しばかり駅のスターバックスに入って一服。隣に座った老夫婦(といっても男性は60代くらいにみえたが、女性は40代くらいに思えた)が、なにやら大量の紙をテーブルにだして、ハサミで切っては何かを折っていた。しかしその折っている何かはよくわからない。店員さんにも声をかけそれを見せていた。あれはなんだったのか。帰りの新幹線もそこそこ混んでいた。ぼんやりと外を見ていると滋賀を越えたあたりで雲間から晴間が見えて来た。やはり『オン・ザ・ロード』を持ってくれば良かった。何か読めるものはないかとリュックを漁ったら、まだ読んでいなかったある映画の撮影稿があったのでそれを読む。良かった。作中で1年ほどの時間経過があるのだけど、その時間の積み重ねがあるからこそ、つながる関係がある。


気がつけば、熱海の付近で空は雲一つなかった。ふと、新幹線はいつまでも『新』なのだなぁなんてよくわからないことを思った。東京駅に着いて外へ出るとやたらと暑かった。帰ってからはすこしばかり娘と公園で遊ぶ。つくづく思うけど、朝に大阪にいたのに、夕方には東京で娘と遊べるとは、恐るべき文明の進化だ。


土日と働いていたので休んでいたわけではなかったけど、職場にいないといろいろ溜まる。それをガリガリと進めていたらあっという間に時間が過ぎていく。22時過ぎに帰路へ。蒸し暑いけど今日は風が強く吹くのでそれが心地いい。


こうして日記を書きながら、冷凍庫の中にあった「レディーボーデン」を食べる。なぜか冷凍庫に置いてあった。嫁が買ったのだろうけど、なぜなのか。しかも嫁は美味しくないと言っていた。久しぶりに食べたレディーボーデンは濃くて美味しいと思ったけどな。子供の頃は家によく置いてあった。贅沢なおやつだった覚えがある。