東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『無くて七癖』

tokyomoon2014-09-02

今日から娘の幼稚園も始まる。7月の中旬からの夏休みを経て久しぶりの登園。早く行きたい娘はまだ幼稚園が開いてないような時間から「幼稚園へ行く」と息巻く。説得するのも一苦労。そして新しい水筒をみんなに見せたいらしく、「これ、みんな気付いてくれるかなぁ」とこちらに聞いてくる。そうかと思ったら、登園する最中に友達に会ったら、おはよう、これ、新しい水筒なの、と自分からみんなに言ってまわる。見せたいのだぁ。嬉しいのだろうなぁ。モノそのものよりもきっと、この『嬉しさ』をみんなにも見せたいのだろうな。よく見ると、まわりの友達も「これ、見て」と同じようにきっと新しく手に入れたバックなどを誇らしげに見せている。面白いなぁ、そういうことを見ているだけで面白い。というわけでは久しぶりに日常生活が動きだしたような感覚。


そして、今日は晴れた。目が覚めたら空の青が気持ち良い。娘を送り出してからガレージにしまっておいた食器棚や冷蔵庫などを少しばかり配置。工事は終わったものの、まだまだモノの配置が決まっておらず、家の中が落ち着くにはまだ時間がかかる。


その後、仕事。用事があって錦糸町へ。駅を降りて、押上方面へ。いわゆる下町の碁盤の目の道を歩いて聞くと、路地の向こうにスカイツリーが見えてくる。こういう見え方も、なんだか独特のものだなぁと思える。さらに仕事の用で行った建物が4階建てのビルの4階にあったので、そこからのスカイツリーを撮る。団地越しのスカイツリー。おそらく宣伝的なビジュアルとしては絶対に使われないだろう。とはいえ、これもスカイツリーのある町の姿なのだと思う。洗練とは違う、どこかのほほんとした光景で個人的には面白い。


粛々と仕事をこなし、夜は仕事のご縁がある方の送別会に参加。出産のため一度仕事を辞して、実家に帰られるとのこと。愉しく話をする。そんな中、僕のことに話がおよびなんというか、結婚をした経緯などを尋ねられた際に、どう話そうかと困っていると、「あ、肘を掻いた」と言われる。なんでも僕は困ったような場合、肘を掻く癖があるのだという。そうなのだろうか、気付かなかった。ただ、そう指摘されて「そうなんですか?」と聞きながら、無意識にまた肘を掻いていて、「ほらほら」と笑われてしまった。困ったときの仕草なのかどうかはともかく、無くて七癖っていうのはよく言ったものだなぁとつくづく。