東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『36歳だと思っていた1年間』

tokyomoon2015-04-01

3月31日で誕生日を迎えて、また一つ歳をとった。ここ数年はとくにあまり感慨もなく、むしろ年度末の仕事のバタバタの方に頭がいきがち。


他人からすると全力で「ああ、そうですか」としか思われないだろうけれど、37歳になると思っていた。いよいよ30代後半真っ盛りだなぁなんて思いつつ、先日仕事の人と「今は36歳だよ」と話をしていると「1979年生まれなら、35歳じゃないですか」と言われた。

考えてもよくわからなかった。

健康診断とかいろいろな書類の年齢の記入欄にもすべて36歳と書いていた。すっかり36歳のつもりで1年を過ごしていた。これから36歳だということに少しばかり驚き、少しばかり得した気分になっております。


この頃どうにも日常茶飯事になりつつありよくないのだけど、嫁といろいろなことで口論している。まぁ、金のことだ。金のことは厄介だ。喧嘩の勢いと少しばかり本音で、「もう、僕の祝い事的なものはなにも買わないでいい」と先日怒鳴った。昨日会社から帰ると、手作りのパンケーキがあり、それを娘と食べた。それから嫁が娘に「見せるものがあるんじゃないの?」と言うと、娘が「あ、ランプね」とさらにといい、「ランプどこだっけ?」と嫁に聞きながら僕にもってきてくれた。近所のステンドグラス屋さんで作ったランプらしい。やわらかい光だった。喧嘩はしてるけど、有難いものではあります。パンケーキを食べながら娘に「何も要らないなんて言わないでよね」と言われた。つくづく娘はちゃんと聞いている。


マック・ウェーブ監督『アメイジングスパイダーマン2』。見事なほどよく計算されたシナリオだなぁと思った。冒頭から終わりまで計算されたような話の展開。アクションもアトラクションを体験するかのよう。それはそれで見事だなぁと思うし、ニューヨークでのロケもスケール満載。ただ、その計算からはみ出てくるような面白さはなかった。それと、劇中ででてくるパソコン、ウォークマンなどの電子機器がこれでもかとばかりにsony。ワンカット、主人公の抜けに『Forever21』の看板がフォーカスがきてはないけど映っていたのもその一環だろうか。主人公のスパイダーマンの言動がなんだかチャラいのは面白かった。サイに似た形状の機械仕掛けの悪党に対して、トラメガを使い「NY市警とサイを代表してお前に言う」と言葉にするなど、随所の軽さはサム・ライミ版とは違うキャラ設定だった。