娘の体調が悪く、何度も戻していた。寝ている時も吐き気がすると起きて、洗面器に戻すということを何回もしていた。嫁は娘が目覚めるたびに洗面器を用意し背中をさすって介抱していたのだけど、僕はグーグー寝ていた。2回くらいは目覚めた気がする。そのたびに背中をさすってあげたが、こういうものは当人が1番気づいているようで、今朝、娘が「おとうはずっと寝ていた」と不機嫌気味だった。
すまない、娘。僕はどうやらすぐ眠る。そして眠るとなかなか起きない。36年も生きていると多少なり大変な出来事に直面もするし悩んだりもしてきた。苦しい決断もあったけど、寝れないことはなかった。いつも寝ていた。徹夜しなければならない日もあった。がんばって働いたが、翌日はその分、倍がけで寝た。写真もそうだけど、最近娘は僕の携帯の暗証番号を独自の調査で解析し、勝手に携帯を起動し、寝ている父親の写真を撮ったりしているが、撮られたことにさえ気づかない。寝ているから。そういうわけで、娘が横で吐いて苦しんでる時さえ、気づかずに寝てしまった。許してほしい、気づいてないのだから。言い訳だけど。
昨日も今日も暑い。
