東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『連休覚書』

tokyomoon2015-05-07

大型連休とはいいつつ、なんとなく仕事が続いた日々。覚書。


3日。恵比寿で仕事があり久しぶりにガーデンプレイスのあたりを歩く。なにか出店のようなものもあり賑やか。そして恵比寿ガーデンシネマもリニューアルしていた。ウディ・アレンの作品やロイ・アンダーソンの『愛おしき隣人』なんかを観た劇場。テリー・ギリアムの新作をやるみたいで、出来れば観たい。東京都写真美術館は休館中だった。


夕方に家へ戻り、猫を自転車に乗せて大塚経由で上池袋の動物病院へ。年に一回のワクチンや毛刈り。検査と毛刈りで3時間くらいかかるので再び自転車で家へ。大塚方面の適当な路地を走る。車も通れないような細い路地に家が密集している地域がある。路地の奥にこっそりとあるコーヒー豆の店を見つけた。近所の人たちが集まって酒盛りをしていた。走らすことで発見がある。それでまた猫を受け取りに自転車で向かう。雑司が谷〜大塚経由で上池袋に向かうルートは池袋の賑やかで混雑する道を避けることはできるけど、結構坂の上下があり、自転車での移動は疲れる。猫、一年ぶりにサマーカットにしてもらう。最近は暑いから丁度いいだろう。


4日。仕事がお休み。目白のおとめ山公園に散歩にでかける。途中のパン屋で昼食を購入。それからおとめ山公園でザリガニ釣りなどして、昼食。風が気持ちいい。それと木々の緑が鮮明で、なんだか気分も明るくなる。ザリガニは一匹釣れた。


ダーレン・アロノフスキー『ノア 約束の舟』。話だけなんとなく知っていたノアについての物語を実写でやろうとするとこうなるのだなぁと。例えば蛇や鳥がわ わんさか舟に入ってくるところ、ノアの子供達がそれを気味悪がるのはわかるなぁと。『レスラー』などの作品からずいぶんかけ離れた題材を扱ったなぁと思ったけど、神からさずかった役目と、父や祖父として存在との板挟みにあうラッセル・クロウの姿は、1人の男として描かれていた。双子の赤子にナイフを向けるシーンの緊迫といったら。覚悟が怖かった。


夜半袖で寝ていると涼しく感じた。気にせず寝てしまった。


5日。朝目覚めたら少し体調がよくない。新宿や池袋で少しばかり仕事。ずっと室内の日が当たらないところにいたので、午後になって外へ出て、日差しの眩しさに面食らった。


夕方から池袋のサンシャインで嫁と娘と合流。少し買い物とかしていると、いよいよ調子が悪くなる。頭痛。寒気。こりゃまずいと家に帰って市販の薬を飲んで、厚着して布団にくるまる。汗だくで寝る。夕方に寝たのに翌朝8時まで寝通した。それでおさむ氏から教えてもらっていたテレビ番組など見忘れる。


6日。朝から仕事だったけど体調が戻って少しホッとする。娘もこの日から少しばかり日々の生活に変化が。まぁ、習い事にかようということなのですが。午後になって少し頭痛がしてきたけど大事に至らず。

矢口史靖『WOOD JOB 神去なあなあ日常』。時間的なことを意識するわけではないのだけど、映画が始まって57分ほど。折り返しになったタイミングくらいで、主人公が林業に本格的に興味を抱く転換期を迎える。それまでも、鬱屈した高校時代の終わり〜林業実習、ヒロインとの出会いからあっという間に1年が経つまでをテンポよく描いて、そこから主人公が林業に本格的に臨む日々を描く前半。行方不明の子供を山から見つけ出したり、都会の知人たちの対応から村人達の信頼も得つつ、物語が展開していく後半。プロットに起こすと本当に勉強になりそうな組み立て方。そして、台詞についても、実は極力説明的なことは省いていて、それが見事。主人公が村に伝わる労働歌を歌い出すところではなんだかわけもわからずグッときてしまった。伊藤英明さんのチェーンソーの扱い方の見事さ。いろいろ本当に面白かった。