東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『あえての「なんだかなぁ」』

tokyomoon2015-05-15

前提として、こちらに非があり、先方は職務を全うしているという理解の元で、あえての「なんだかなぁ」。


娘が嫁と二人で電車に乗っているときに帽子を忘れてきた。諦めようかと思ったけど、翌朝、嫁が某私鉄の忘れ物センターに問い合わせたところ発見されて渋谷駅の忘れ物センターにあるから取りに来てくれと言われたらしい。それで仕事の合間に僕が代わりに受け取りに行くことになった。


行ったところ、「これですよね」と娘が落とした帽子を用意され、では受け取ろうとしたら待ったがかかった。なんでも代理の場合、

持ち主の身分証
もしくは持ち主からの委任状

どちらかが無いとダメらしい。かつてもそれが無く代理の者を名乗る人に忘れ物を渡してトラブルがあったという。なるほど、それは仕方がないだろうし、統一した対応をするのも、一面ではご立派なことだ。

だが、しかし。どの世の中に、子供用の帽子を、別の人の名前を名乗りわざわざド渋谷のド忘れ物センターにド平日のド昼間に取りに来るヤツがいるのか。本人から頼まれたからと、忘れ物の受け取りを頼むショートメールでのやりとりの履歴を見せても『ダメ』だった。不運だったのは、その場で嫁に電話もかけたのだが、そこで嫁がでなかったこともあるが結論からすると、本人が取りに来てくれだった。大前提として、非はこちらにある。それは重々飲み込むけれど、繰り返して言うけれど「なんだかなぁ」だよ。つくづく。


諸々観たもの。

マーク・フォスター『ワールドウォーZ』。久しぶりに観た。開始15分ほどで一気にゾンビパニックになる展開が、気晴らしになる。疲れている時や、何か気分をパッとさせたいとき、これまではスピルバーグの『宇宙戦争』の前半部分を観ると気晴らしだったけど、これからはもう一つ選択肢が増えた。


チェルフィッチュ『スーパープレミアムソフトWバニラリッチ』。BSプレミアムで放送されることに放送開始30分前に気付き、すかさず録画。久しぶりにチェルフィッチュの作品を観れた(映像でだけど)。バッハの音楽が流れる中で、コンビニを題材に描かれるパフォーマンス。とても面白く、バッハの音楽が常に流れることで喚起されるものがある。そしてあの役者の方々の魅力はどう言葉にすればいいのだろう。


市川崑黒い十人の女』。クローズアップで撮影される表情を切り取る画のカッコよさよ。