東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『山形から両親が来ていた』

tokyomoon2015-05-14

台風が来て大雨を降らし、それが通り過ぎたら30℃を超す暑さになった。夏でもないのに夏日。カラッとしてるから気持ちいいけど、5月の気温なのか、これは。


12日(火)。嫁さんのご両親が山形から来ていた。用事があり。その用事も驚くべき用事で、最初に僕も聞いた時、それがちゃんと理解できなかった。言葉にすると少し失礼なのかもしれないけど、市井のいわゆる普通に暮らしてきた人たちがそういうものを授与される対象になるとは思わなかった。あまり詳しく書くことでもないのだけど。なんにしても名誉なことなのだろう。


僕の両親も埼玉から出てきて、式典を終えて雑司が谷まで戻ってきた嫁さんのご両親と、みんなで会食。雑司が谷の割烹で。


その式典の話などをいろいろと聞く。その、高貴な方に会ったこと、そのことについて語るとき、そこに例えば「金は全部こっち持ちなのだから」と冗談半分で笑い話にしつつも、やはりどこか誇らしさを抱いているようだし、それがこの国に生きる人がどこかで抱えているナニモノかなのかもしれない。わからないけれども。


ともかく酒宴は楽しく終わり、店を出ると雨が叩きつけるように降っていた。そんな中、鬼子母神の参道をあるき、都電で帰る僕の両親を見送り、山形の両親と家へ。娘は嬉々として、義母さんと風呂に入り一緒に寝た。


翌朝。台風一過。風も気持ち良い。会社に行くのを午後からにして、一緒に家の周辺を散策。雑司が谷霊園で、夏目漱石のお墓に行ってみたり、フラフラ。鬼子母神の境内を散策しているとき、欅の木を見上げて義父さんが「立派だな、ここまで大きくなるのは山形にはない」ということを言った。そんな風に欅の木を見たことも意識をしたこともなかった。気候や環境もあるだろう。義父さんの話では北国は雪が降るし冬の気候のこともありそれほど伸びないのだろうと言っていた。そうなのかもしれない。モノを見る視線も人それぞれだなぁと思う。法明寺の境内でアイスを食べて、それから東池袋の天ぷらの店で昼食。


わずか一泊二日の東京だっただろうから慌ただしかっただろう。