東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『この日』

tokyomoon2016-07-11

9日(土)。雨の中、娘が来年から行く予定の地元の小学校の見学に行く。1年生の教室は廊下との境の壁が無くオープンな作りになっていて、それはそれで面白いなぁと思うけれど授業の時の声はそこそこうるさいくらいに漏れてくる。


その後、期日前投票。そろそら期日前投票に投票することに理由をつける必要はないのではないか。


昼食を食べて、昼寝をして、少し出かけてから夜は池袋で映画を観る。
アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅』ティムバートンが製作にまわって監督は交代。前作よりもオーソドックスな冒険物になっていて、おとぎ話の他にパイレーツオブカリビアントランスフォーマーも入れており、以下にも統計的に計算して物語を作ったように思えた。前作が好きだった娘としては「怖かった」らしい。


家に帰って娘を寝かそうと一緒に横になりそのまま寝てしまった。


10日(日)。娘と嫁が習い事にでかけている間に掃除、洗濯、布団干しなどをする。汗ダラダラ。それからシャワーを浴び、パソコン作業をするため喫茶店に出かける。高田にある
10°cafeに行く。昼食を食べつつ作業。BGMがはっぴいえんどサニーデイサービス、キリンジで個人的に好きな人たちばかり。ただエアコンが強くて寒い。


2時間ほど作業をしてから、おとめ山公園へ移動。とある戯曲を読む。風が吹いて心地よかった。近所の子供達が家族連れで遊びに来ている。他にも犬を散歩している人や、老夫婦もいる。よく見るとトンボが飛んでいる。蝉の鳴き声も少し聞こえたけど、まだそれほどではない。


文藝春秋の3月号に、著名人の遺言を紹介する特集があった。井上ひさしさんの言葉が印象に残る。



「戦争や災害だと、たくさんの人が同じ死に方をしなきゃならないんだ。ひとりひとり違う死ができるということは幸せなことなんだよ。」



芝生に寝転ぶとチクチクとするけれど、気持ち良い。空を見ると遠くの空に飛行機が飛んでいた。携帯で撮ると、肉眼よりもさらに遠くに見える。


買い物をして、古本屋も物色し、家に帰ると娘と嫁が何やら口論していた。泣きまくっている娘を銭湯に誘う。夕方の銭湯はまだ空いていた。湯船が3つあり、そのうち2つはおそろしく熱く、残り1つは温い。そこでゆっくり入る。お風呂を出てから、髪を乾かし、体重計に乗る。


外に出ると風が心地良い。喉が渇いたというのでコンビニで飲み物を買い、ベンチで飲む。「あとでお母さんに謝る」と娘が言った。家に帰り、家族で食事に行く。7時を過ぎてもまだ日が残って空が赤かった。


選挙の結果は残念としか言いようがないけれど、細かく見ていけば、何か新しい兆しもうかがえる。11日はやけに穏やかな1日だった。この日が、いつか振り返った時、何か折り返し地点となるような日にならないよう、これからの日々を暮らしていきたい。