東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『年始後の数日間』

tokyomoon2017-01-11

留守番中、猫たちは4匹でまったりしているが、仕事終わりで帰ってくると、にゃあにゃあと寄ってくるので、お腹も空いているし寂しいのだろう。普段いる2人が家にいないから静かだし。


もう1匹いる猫は、山形に一緒に行っている。見慣れぬ土地で最初はオロオロして、置いてあるサボテンの鉢に突っ込んだり押入れから出なかったりだったようだけど、少しずつ慣れつつあるとのこと。


僕はコツコツと嫁から言われている編集作業をしている。パソコンが古いこともあり、いろいろな作業が遅々としている。そろそろ寿命かもしれぬ。4日の日は迷惑だろうなと思いつつ、半日喫茶店に居座っていた。


夜にノア・バームバック監督『フランシス・ハ』を家で観る。会話のやりとり、テンポのいいカット割りで、主人公の暮らす住まいがポンポンと変わっていく。心情描写に寄らないようなカメラは少しだけ引いているような位置から世界を切り取る。新しい生活を始める主人公の、ポストに自分の名前を入れる行為は、心機一転の描写で、そのポストだけのアップで、タイトルの謎というか、タイトルそのものをさらりと映して、すっきり終了。良かった良かった。


5日からは仕事が始まり、そうするとやはりいろいろ賑やかになり始める。あっという間にバタバタとする。


週末に日帰りで新潟に出張していた。朝、少し早めの新幹線に乗ると10時過ぎには到着する。それにしても、新潟へ向かう途中、山間の中を抜けるのに、とてつもなく長いトンネルを通った。たまにトンネルを抜けるけどすぐに別のトンネルに入る。ざっと30分近くはそういう状態だったと思う。トンネルを抜けると山間の町は少し雪が降っていたけれど、新潟市内は雪はなかった。


諸々の仕事を済まして、駅で一息。夜になると、新幹線が1時間に一本くらいしかなく、結構な待ち時間ができたので、ブックオフで本を読んだり、駅から近いラーメン屋へ行く。ラーメン屋で食事をしていると横に座った若い2人の男性が年末年始の過ごし方を話していた。紅白を観ていたとか、タレントの恋愛話とか、どこの誰もが話すような世間話。そういう話を、自分が普段接点のない土地で聞くと、どんな土地でも当たり前のような日常がある。たわいもない日々を積み重ねている。もちろん、それだけではなく、仕事や恋愛、友達や家族との出来事もそれぞれにあるのだろうし。知らない土地に行くとそういうことを考えてしまう。


それから20時代の新幹線で帰路へ。22時半過ぎには都内へ戻る。行けるもんだなぁ、としみじみ思う。それにしても遅い時間の新幹線はなんだか疲れてるような乗客ばかりで車内が重い雰囲気な気がする。



祝日も仕事だったが、仕事中に嫁から連絡がくる。もともと少し体調が悪かった娘だけど、検査をしたところ肺炎の兆候があり、実家近くの病院に入院することになったという。点滴を打ち、ベットに寝ている写メールがくる。年末年始のバタバタで疲れもあったのだろう。夜に嫁に携帯から電話をかけると娘が出た。少し弱々しい声をしていた。季節変わりの節目節目で体調を崩しがちなところはあるし、何か調子が悪いと嘔吐してしまうこともある。身長は周りの子より大きくても、風邪も引く。回復傾向にはあり、病院食を楽しむ余裕もあるようなのでホッとする。


昨日の夜や今朝は寒さがそれほどではなく心地いい。快晴で月もきれいだし、朝は雲ひとつない。寒さもこのくらいが気持ち良い。