東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『精神を鍛える方法』

tokyomoon2018-01-20

年末から悩み続けていた仕事があり、心もとないまま正月を迎えていた。仕事の進め方に難しさを感じつつ、思うようにいかないことにしんどさを感じる。

そんな最中、家の階段で滑り、右足の小指を痛打し、足がズキズキと痛み、見たこともないほどに腫れる事態に陥り、なおのこと心が折れる


精神を強く持たねばなるまい、という観念から、「バイオレンスな映画を観て耐性を整える」という結論に至った。どういった思考が自分の中に起こったのか皆目検討がつかないのだけど、何か気持ちを鍛えるために必要と考えた。そうして観たのが『スターシップトゥルーパーズ』。ポール・バーホーベン監督の性格はよくわからないけど、感情移入しそうな登場人物たちをことごとく殺していく。しかも虫型の宇宙生物に惨殺させる。脳みそを吸われて死ぬという、確実に「こんな死に方は嫌だベスト10」の上位に食い込む死なせ方もあり、確実に性格は悪い監督だろうなと思いつつ、そして、果たしてこの方法で精神が強くなるのだろうかと自問自答に戻る。


そんな煩悶としていた案件がなんとか無事に解決し、ホッとしてした。反省はいろいろあるし、改善しなければならないことはたくさんあるけれど。ともかく。そして、これでバイオレンス映画ともおさらばだ、という気持ちもありつつ、しかし観ねばならぬバイオレンス映画も世の中には数多く存在する悩ましい事実もある。


それはさておき、今日(1/20)は少しゆっくりできたので、以前に人から譲り受けた古い電動自転車のブレーキなどを直しに近所の自転車さんへ行き、娘が好きだという餃子がある大塚の店へでかけた。娘を後ろに乗せて走るものの、さすが電動自転車。まったく苦にならない。坂道も立ち漕ぎなどせずに走れる。いまさら知る電動自転車の便利さ。そして餃子はたしかにうまかったが、娘にどこが好きなのかと聞いたところ「焼けた平べったいあみあみ」という。いわゆる"ハネ"と呼ばれるやつだ。ハネ付き餃子ならこの店で無くても食べれるんじゃないのかと思いつつ、そこはひとまず触れずにおく。


そして、今は出張で仙台へ向かう車内。暗くなった車窓の風景は味気ないけど、ポツポツと光る灯りをなんとなく目で追ってしまう。少しうたた寝をしてしまい、ふっと目が覚めたら、後ろの席の方から僕が読んでいたはずの本を差し出された。つまり僕は落としたらしいのだが、いったい手にしていた本を、どのような寝方をしていたら後ろの席の人に拾われるような落とし方をしてしまうのか。皆目見当がつかない中、仙台への移動は続く。埼玉県にある大宮駅の次が、宮城県仙台駅。
間にある栃木や福島などを問答無用でスルーする暴力的なスピードでハヤテは走る。