東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『不可解な盛り合わせ』

tokyomoon2018-07-09

梅雨があっという間に終わり、だいぶ暑い日々が続くようになってきた。長毛種の猫であるみぞれを例年同様、サマーカットにする。血液検査で腎臓の調子が良くないという診断がでたとのこと。もう10歳。だいぶ歳を重ねた。最近は年長の穏やかさで家の中でもまったりと過ごしているが、そういう歳といえばそういう歳なんだろう。サマーカットにしたことで他の飼い猫から威嚇をされてしまう次第で、昨年も思ったが、彼等の認識基準がいまいちわからぬ。毛をカットすることで見た目が変わるからなのか。謎だ。


髪が長くわずらわしかったので、美容室へ。短くカット。さっぱり。暑い季節は短いと楽でいい。気分爽快。あと、シャンプーが楽。


話し変わって。不思議なことが一つ。携帯の写真は便利で仕事に関わることや、何か気になったものがあったり、空が綺麗だったりするとパシャパシャ撮ってしまう。火曜の朝、さりげなく写真フォルダを見たら、見覚えの無い刺身の盛り合わせの写真が入っていた。どこかの居酒屋のテーブルの上に豪勢な刺身の盛り合わせがある写真である。しかも2枚ある。何でそんな写真があるのか全くわからない。撮影された時間を見ると、その日の深夜1時過ぎ。1分以内で2枚連続で撮ったもののよう。確かその時間は、家で映画を観て、ボチボチ寝ようかと横になっている頃だったはず。

まったく見に覚えがない。

当然考えられるのは、僕自身が撮ったということだけど、そもそも家にいた。寝る間際だった。では、嫁か娘がそんな写真を撮ったのかといえば、当然そんなことはない。ラインやメールでもらった画像を僕が寝ぼけながらダウンロードした可能性もある。が、そんな履歴はなかった。僕は寝るときはすぐに寝てしまうのだけど、さすがに刺身の盛り合わせの写真を保存するなら記憶があると思うのだけど。あと、考えうるのはairdropで、たまたま通りかかった人の写真を共有してしまったということかもしれないが、僕は基本的にairdropが出来るような設定をしておらず、していたとしても、一度承認しなければならないはずで、寝ぼけてそんなことをするとは考えにくい。では、この刺身の盛り合わせの写真はなぜ、僕の携帯に入ったのか。しかも深夜1時過ぎに。謎だ。わからない。


いくつか観た映画。
クリストファー・ノーランダンケルク
エドガー・ライト『ベイビードライバー』
クリストファー・ノーランメメント

特に『ベイビードライバー』の冒頭から1カットでコーヒーを買いに行くシーンは良かった。『メメント』を観て、このまったく覚えの無い刺身の盛り合わせは、僕の記憶から抜け落ちた何かの秘密の盛り合わせなのではないかと勘ぐったりするが、だとしたら、豪勢で美味しそうな盛り合わせなのに、ずいぶんともったいないことをしたものだ。

土曜。久しぶりにゆっくりできて、娘の学校の授業参観へ。保護者会にでる。夏休みの宿題や諸注意のあれこれの話を聞く。着衣水泳という、水難事故防止のための授業もあり、それがなんだか面白い。そろそろ夏休みということもあり、ミニトマトを育てている鉢を持って帰るよう指示を受ける。子供にはたしかに重たい。家に帰ってからミニトマトに水をあげるついでに家の間に打ち水をする。夏っぽい暑い日。


夜は近所の鬼子母神でやっていた「夏市」へ。露店が賑わっている。たこ焼きを購入し、近所のスーパーで缶ビールとつまみを買って境内で飲む。途中、少し地震で揺れる。近所の神社には七夕の笹があり、たくさんの短冊がある。あまり覚えてないのだが、毎年この時期は天気が悪いらしいが、今年は晴れて良かった、という話を嫁と知り合い達が話している。風が心地よい。家に帰ってから娘と風呂に入り、本を読む。読み終えて一息ついたらそのまま娘と寝てしまった。


昨日は一日仕事。夕方に少し車の運転をする。豊洲近辺の湾岸沿いを走るとき、ちょうど日が暮れかけて、ビルも海もキラキラとした光に包まれるような時があった。ジメジメとした暑さは辛いし、こういう日でさえ、同じ日本の中でも大雨で大変な土地もある。ひとまず何事もなく仕事をしたり暮らせることがありがたいなぁと、なんだか思えてくる。