東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

東京の果て『稽古がよかった』

■ 来週の月曜日、26日の深夜にフジテレビで『トーキョーアースダイビング』という番組をやるそうで。タイトルからおやっと思い、ホームページの詳細を読んだら、やっぱり中沢新一さんの『アースダイバー』を基にしているじゃないか。これは期待大だ。絶対に見る。全国放送なのかは分からないけど、というか推測するにおそらくフジテレビ一局だけの放送だろうけど、『アースダイバー』で書かれている縄文時代の地形や環境から東京を見つめてみるという捉え方にものすごく刺激を受けた身としては、この番組ははずせねぇ。


■ 19日(月)三軒茶屋で稽古。昨日の稽古はとてもよかった。合同稽古での自分なりの反省もあり、稽古場に行くまではすごく気負っていた。稽古場についたら役者のみんながリラックスして雑談していた。なんでも合同稽古のときのバンドの演奏がかっこよかったと感心したそうで、やはりバンドだよね、バンドとかやりたいよといった話をして盛り上がっていたのだという、そういった話を聞いたらなんだか肩の力が抜けた気がした。


■ 僕より年上の井関さんや浦壁さんといった役者の人たちが、率先して自分が思うことを聞いてきてくれた。「この台詞がどうもうまく言えなくて」といって自分が考える台詞を提案してくれる。なるほどと思い、僕もそれについて自分の考えを言ってみて、軌道修正してやってみる。そういう風な稽古場での会話が前より少し増えた気がした。僕が意識していなかったこと、説明していなかったことを役者から聞いてくれることで、またいろいろイメージをつかむことができる。


■ さらにそれまで、うまく雰囲気が作れてなかった横山くんこと横ちんのシーンがすごくよくなっていた。びっくりした。ここ数日元気がなかったので心配していたのだけど、なんだか急に元気を取り戻してくれたみたいで。ふっきれたのか、それまでの迷いながらの芝居がうって変わってとてもいい感じになった。まだ台詞を完全に覚えてないから詰まる部分もあるけど、方向性はつかめた感じだ。


■ 若者2人を演じる冨江くんと鈴木くんの関係性も良くなってきたと思う。横ちんも含めた若者3人の会話のシーンはこれまで全然稽古が出来てなかったのに、今日久しぶりにやったらいい具合に力が抜けていて、とても雰囲気が出てよかった。


■ 何がどうなってこうなったのかは分からないけど、やはり合同稽古が良いほうに出たのかもしれない。バンドの演奏を聴いたことで役者のみんなが自分なりに少しづつ全体のイメージを掴んできてくれたのだろうか。そうだったらうれしい限りだ。


■ ところで役者の冨江くんは時々おかしい。昨日の稽古のとき、すごく眠そうにしていたのでどうしたのかと聞いてみると「昨日眠れなかったんで」という。なにかあったのかと聞いてみたら冨江くんはこう言った。「寝る前に不眠症のサイトを見てて・・」。それで眠れなくなったのか。ものすごい影響の受け方だ。そして一体どうして深夜に不眠症のサイトなどを見ていたのか。不思議な人だ。


■ と、急に役者の人たちを実名で書いてみた。断ってはいないのだけど、なにせホームページ上で芝居の宣伝で名前を出しているわけで、ここで例えば「Tくんは」と書いてもそれはぜんぜん伏字になってないわけだから。それにまぁこれ、個人的なブログだけどいちおう製作日誌って体なんで。まぁいいかなぁと思ったわけでした。まぁ、でも一応聞くのがスジだけど。どんなもんでしょう。


■ とにかく昨日の稽古は僕が言うのもなんだけどとてもよかった。