東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『一週間写真日記』

■ 明け方、すっかり肌寒くなってきた街を自転車で走ると、本当にきれいな朝焼けで、「きれいだなー」と思いながら時間がないのにぼんやり眺めて、携帯のカメラでパチリ。



いいものを見たなぁと思ったのがもう先週の月曜の話で、あっという間で怒涛のような一週間が過ぎていた。


■ 月、火、水、木と洩れなく忙しく、テレビやネットといった環境とは無縁の場所で働き続けていたので、北朝鮮の一件を知ったのも金曜になってからで、えらいことだなぁと思ったけど、そんなえらいことでも自分から情報を仕入れようとしなければ、そういうものとは無縁の生活ができるのだなぁと思った。まぁ数日くらいだけど。ただ、まぁ世間のことを何も知らないまま過ごすのはやっぱりよくないなと思う。最近、以前に比べたら忙しくなってしまったからだと思うけど、いろいろなことに対してぼんやりしたままでいる気がするので、そうならないようにしないといかんなぁと思う。


■ 金曜はまた仕事で静岡に行った。高速道路の由比ガ浜が一望できるパーキングで休憩を取ったのだけど、海はつくづく広い。太陽でキラキラ光ってよかった。



あとあれだ、由比ガ浜テトラポットはめちゃくちゃでかい。で、海を眺めていたらフナムシテトラポットの隙間に発見。一緒に発見した職場の方たちはすごくわーわー言っていた。まぁ、確かにあの外見はかなりエグイですな。静岡の帰りに富士宮名物の焼きそばを食べる。麺がいい具合の歯ごたえ。


■ 土曜は休みが取れたので、自由が丘に行った。このあたりの丘には一回くらい行ったことがあるはずだと漠然と思っていたけど、駅に降りてみたらまったく見覚えがない。テレビでよく見聞きする知名だからすっかり知った気でいた。テレビの影響力ってやつは恐ろしいもんですな。まぁ、行ったことがあるかどうかくらい覚えておけって話ですが。



駅前にあったお好み焼きでお好み焼きや鳥のから揚げを食べてから、谷川さんが主宰をしている劇団カタカナのリーディング公演「クロッキオ」をとあるギャラリーで観劇。人間の、日本人の本質のどこかには村社会的な部分があって、集団を守るためには正しさや善悪を超えたところで外部を排除する力が働くのではないか。悪意とも呼べそうな囁きを前に立ちすくむしかない若者と身を投げることで関係に終止符を打った女性の姿は、敗北と呼ぶべきものなのかもしれないけれど、じゃあ、そういう囁きとどういう風に立ち向かうべきなのか。そういうことを考えさせられる。


■ 谷川さん、すごく刺激的な戯曲を書いたなー。面白かった。「東京の果て」に出演してくれたかげわたりの鈴木君や冨江君も役者として出演していて、役者さんもみんな良かった。出演者の中に3年くらい前に一度ある企画でご一緒した方もいて、こういう場があるからこそまた会う事もあるのだなぁと思った。それと鈴木君が作った芝居の音楽がすごくかっこよかった。鈴木君が作曲した曲を聞いたのははじめてかもしれない。いい曲をつくるなぁ。終演後は役者さんたちの飲み会に参加。お客さんとして来ていたかげわたりの面々と谷川さんや冨江君、他の出演者の方々と楽しく飲む。冨江君は劇中、ちょっと田舎のヤンキーのような役をやっているのだけど、その役柄のせいなのかやけにテンションが高く、面白くてしょうがなかった。


■ こうやって面白い芝居を観ると、自分で芝居をやりたくなる。まぁ、今のところは仕事もあるしなかなかそっちに時間を割くことはできないんだけど、まぁそれはそれとして。今日は雲ひとつないいい天気だった。



■ それにしてもいろいろあった一週間だった。