東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『1日だった』

tokyomoon2007-03-01

■ 最近、まったく映画を観ていない。芝居も観ていない。今日は1日。映画の日。ちょっと前は1日なんていったら必ず映画を観にいってたような気がする。なんなら映画のはしごをしていたような気もするのに、この行かなさはなんなのか。まぁ、単純に暇がないってだけなのだが


■ 久しぶりに最近はどんな映画がやっているのかといろいろ調べてみると、観たい映画があるわあるわ。キム・ギドク監督の『絶対の愛』とか足立正生監督の『幽閉者』とか。でも何よりも観たいのはツァイ・ミンリャン監督の『黒い眼のオペラ』。宣伝で書かれている文章を読むだけでもわくわくしてくる。それでいろいろ検索してみると今度の土曜日に新文芸座ツァイ・ミンリャン作品のオールナイトをやるではないか。これ、行からいでか。なにより『楽日』をもう一度みたい。あの映画の中に、今、僕が刺激を受けることの多くが含まれている。


■ 友人からあるメールが来て、そのことでいろいろと考えた。返信はいらないとあったのでメールは返してない。その友人の意見に反対するものではない。でも、どこかで自分の考えとは違うのだとも思った。自ら死を選ぶということが悪だとは思わない。どういったって最終的に決めるのは自分でしかない。ただ、どんなに勝手だと思われても、今後、その人の面倒をみるわけでもないし、その人の人生に責任もとれないけど、それでも死なないで欲しいと、僕は思う。映画『ユリイカ』の中で語られた「生きろとはいわん、死なんでくれ」という台詞は、僕が人の死について考えるときに、今、必ず最初に心の中に浮かんでくる言葉だ。