■ ネットを見ていたら面白いサイトを見つけた。東京の現代と明治時代と江戸時代の地図が載っているhttp://map.yahoo.co.jp/kochizu/。何が面白いってワンクリックでその場所が明治や江戸にどういう風になっていたのかみることができることだ。
■ 例えば新宿の都庁はかつて淀橋浄水場だった。地図で見るとほんとにすっぽりとはまっている。そして池袋のサンシャインシティは巣鴨監獄。知らなかったのだけど、後楽園のあたりは明治時代までは陸軍の土地だったのだな。疑問なのはこの明治時代の地図が明治のいつごろの地図なのかということ。たしか東京駅が完成するのが1914年のはずで、つまり大正3年。この地図で東京駅のあたりを見ると鉄道施設予定地とあるので、工事をすることが決まっているらしいけど、東京駅を作ろうという計画があがったのはいつだったか。
■ それにしてもこうやって昔の地図と照らし合わせるのは面白い。どちらかというと明治時代と現代の方が雰囲気は似ていて、江戸と明治でずいぶんと様子が異なる印象を受ける。この国は江戸から明治にかけてとんでもない変貌をとげたのだなぁと思う。きっと得たものも多かったのだろうけど、失ったものも多いのだろう。
■ そういえば以前、あれは多分、谷川さんと話をしていたときだったと思うけど、池袋って地名はどこからきたのかという話になったことがあった。その時は、池が周りにたくさんあったのではないかと勝手に憶測したのだけど、地図をみると池はとくにないのな。とすると余計になぜ池袋は池袋なのかと不思議に思う。いやはや地図を見るのは楽しい。