東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『ライブ/肩こり/ツァイ・ミンリャン』

■ とても暖かい日曜だった。上着も冬用のものでなくても大丈夫だったし、夜になって風が吹いても気持ちよかった。春が近づいているのだなぁと実感する1日。


■ 土曜の夜は渋谷でかげわたりのライブがあった。かげわたりは5人編成のバンドなのだけど、今回はキーボードの上にもう1人メンバーが乗っかっていた。カエルのぬいぐるみ。どうやら今回から新加入したらしい。かわいいカエルである。それはともかくかげわたりはコンスタントにライブを重ねている。技術的にも向上しているし、立ち居振る舞いがどんどんとよくなっていると思う。それと家常さんのライブ以外の場でのテンションのあがりかたもどんどんと過剰になっていく。路上で声をあげたり、信号を面白く渡ろうとする。それを見るのもまた楽しい。


して、この写真はライブの風景を携帯カメラで画質を極力がんばって撮ったもの。今度、撮った写真を整理してデータで送ります。かげわたりの方々、しばしお待ちくだされい。


■ そうそう、ライブ前に谷川さんからかげわたりPV撮影のあることで指摘を受けました。それは撮影をするうえでの正確性を高めるために必要なことで、それを怠ったのは明らかに僕のミス。今後気をつけたいと思います。なぜか指摘をしてくれた谷川さんが「きっとちょっとしたことで文句を言われたとか日記に書いたりするんだろうな」と言っていた。いやいや、文句もないし、腹いせでもなく、戒めのために記しておきますです。


■ ライブが終わってから、一足先に失礼させてもらって池袋の新文芸座へ。ツァイ・ミンリャン監督のオールナイトを観る。ツァイ・ミンリャン監督のモノを見つめる目線、音に対する感覚が僕は好きだ。最近、ふとモノを作る感覚というのは絵画的な発想と写真的な発想の2種類があるのではないかと思うようになってきた。ゼロから自分のイメージを元になんらかの形をつくっていくのが絵画的。そしてすでに存在しているものを自分なりのフィルターを通して見つめなおすことで、そこに新しい何かを発見するのが写真的ではないかと思うのだ。僕は自分で絵画的な発想というのがまったくないと思っている。多分、自分にあるのは写真的な発想で、どちらかというとそういう作品に刺激を受けるような気がする。僕の好きなツァイ・ミンリャン監督作品『楽日』や小栗康平監督作品『埋もれ木』は、そういう写真的な刺激をガンガンと引き起こしてくれる。あと音楽がとてもいい。売店で売っていた『hole』という作品のサントラを購入。オールナイトは楽しいけど、尻が痛くなる。朝6時、観終わってから家まで歩いて帰る。さすがにフラフラ。


■ して、暖かい日曜。思い立って初めてマッサージというものに行く。相場がよく判らないのだけど50分3000円だったので、これくらいならアリだと思う。全身もまれまくる。とりあえずめちゃくちゃ痛かった。痛かったら声をかけてくださいねといわれたのだけど、痛いほうが効くのかと勝手に思い、耐える。終わった後はなんだかとても疲れた。えーと、プールで泳いだ後の疲労感に似てる。気持ちよかったといえばよかったのだけど。人に自分の身体を触られるとどうもこしょばい。まぁ、これも経験。