東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『祭り/親知らずを抜く』

■ 親知らずを抜いた。今までの人生でトップクラスの痛さ。抜くのにあれやこれやで1時間ほど。その間も痛かったけど、抜いた後も痛かった、というか今もまだ痛み止まず。

親知らずを抜いた後、自転車で家に帰りながらこの痛みを忘れるにはどうしたらいいかと考えた結果、ビデオでも借りてそれを観ていようと、『リトルミスサンシャイン』や『ゲットスマート』などに出演している大好きなコメディアン、スティーヴ・カレルが主演している『40歳の童貞男』とバナナマンライブDVDをレンタル。しかし、まったく集中できず。口から血がどんどん出てくる。DVDをちょいちょい一時停止して、台所へ向かい、血交じりの唾液を吐く。死ぬんじゃないかと焦る。


で、やっと血が止まったと思ったら、顔の右顎あたりだけ面白いくらい腫れてきた。コブがあるみたい。歯医者の方曰く、この腫れは引くまで2〜3日かかるとか。むう。


■ 少し痛みが落ち着いてきた夜、祭囃子の音に誘われて外へ。家の近所の鬼子母神で祭りをやっている。繰り返される単純なリズムに足踏みをし、手拍子をし、掛け声をあげる人たち。それを観ている僕も高揚した気分になるのはなんなんだろう。地面に近い場所に重心があり、そこから湧き上がる何かがある。祭りは楽しい。鬼子母神の中に屋台が一杯出ていた。にぎやか。




しかし歯が痛い。それとは関係なく、夜にかげわたりの宮嶋くんと谷川さんから飲もうと誘われる。抜歯当日のアルコール摂取は禁止されていることは知りつつも、誘われるままに居酒屋へ。ホッピー1杯だけ飲む。


■ 岡山で働いている大学の同期、I君が東京に遊びに来ていたので、品川で会う。待ち合わせの時間より少し早めに着いたので駅前をフラフラ。インターシティの周りでフリーマーケットをやっていた。そういえば、かつてこのフリーマーケットで素敵な古本屋さんを見つけ、そこで魅力的な本を数冊買って、そのことをブログに書いたら、その本を売っていた店主さんからコメントが来たことがあった。そんなことを思い出しつつ、フラフラする。残念ながらその古本屋さんは見つけられなかった。

I君は相変わらず元気だった。以前は、川崎に住んでいたけれど、今は異動があって群馬で働いている同じく大学の同期のHくんも来てくれて、久しぶりにみんなでしゃべる。腫れている顔を見た2人に「2RくらいでTKOされたボクサーみたい」と言われた。今もまだ面白いくらい腫れている。