東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『伊部でもらったもの』

tokyomoon2009-04-14

職場が引っ越すことになった。それで諸々整理をするため埃っぽい中での作業を数日続けている。そのせいか咳が止まらなくなってしまった。治るのかしら、これ。

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岡山の備前焼の里、伊部(いんべ、と読む)。その町案内をしてくれるツアーに参加したことは昨日書いた。ツアーといっても2時間ほどかけて観光スポットを廻るもので、特に参加費が必要と言うわけではない。案内してくれる方も、地元の人がボランティアでやっている。ツアーが終わって、そのボランティアの方が「良い所なのでまた是非来てください」と言っており、それがやけに印象に残った。


和歌山の新宮市を歩いているときも、一度地元の人に声をかけられ、東京から観光で来たと伝えると、その人は新宮の歴史を語ってくれた。そして最後にその人は言った。「来てくれて有難う」。その人たちにとって町のことを伝えることとはどういうことなのだろう。


伊部のその人たちがくれた櫂の葉の栞。お金を介して何かを売り買いするといった経路で得たものとは異なる幸福な何かをその人たちから貰い、きっとその人たちも何かを得ている、のだと思う。

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I君と企てた楽しい計画を実施するため、さっそく動き出す。まずは大学時代お世話になった先生に電話。そういうことは実に愉しい。