東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『さわやかな日曜』

寒い土曜日。嫁松が入手したゲソをチヂミにして食す。個人的に好きなチヂミは表面がカリカリで中がモチっとしているもので、結構多めの油で焼かなければならないのだけど、それだけではなくかなりの火力が必要ということが判明。火力ばかりはなかなか家のコンロではうまくいかぬ。

寒いからというわけではないけれど家で諸々作業。渋谷のユーロスペースで上映されているヴィタリー・カネフスキー監督の特集上映に行きたかったけどとりあえず作業を優先。どこかで観に行きたい。

夜にメトロポリタン近くの『大勝軒七福』に行き、つけ麺を食べる。店のテレビから昼ドラマのようなドラマが流れていたが、あれを土曜の夜に見るというのは何気分なのだろうか。テーブルに座っていた2人の中年の人たちは『大勝軒』が好きなのか都内各地にある『大勝軒』支店についてそれぞれの好みを大きい声でしゃべっていた。「◯○店はひどいよな」とか大声でしゃべってたけど、それを大勝軒でしゃべるのとは。

それから故あって嫁松と僕の実家へ向かう。父と母がとある件で、善意ではあるのは承知の上で、語弊覚悟で表現すると『つっぱしって』おり、それを食い止める為に向かった。久しぶりの実家。まずは駅で迎えに来てくれた兄と合流したが、確かに兄は痩せていた。
実家で父と母といろいろ話す。とはいっても基本的には嫁松が話を進め、僕はと言えばコーヒー牛乳を横でグビグビと飲んでいるだけだったのだけど。それでその件はひとまず一区切りがつき、あとは雑談。久しぶりに実家に一泊。
朝起きてから、父と母から「かたづけろ」と指示を受け、部屋の荷物やらCDやら漫画やら僕のものを整理。学生時代に車の中で聴いたカセットテープやらは名残惜しいものの、もはや聴く術も無いので潔く処分。さらば思い出の品々よ。とはいえ全ては捨てることができない。いくつかCDや漫画を持って帰る。
兄が幼稚園の卒園アルバムを見つけてくれた。その幼稚園の風習だったのだろうけれど、卒園アルバムの表紙は各自が描いた画で出来ている。表紙は自分の顔。顔がでかく、緑色の服を着た僕。裏表紙はなぜかキン肉マンだった。それも額から血がでているキン肉マン。なぜ出血。

帰りは兄に車で池袋まで送ってもらう。なので近所のカレー屋『スパイスガーデン』でカレーを食べ、鬼子母神へ。それから三越跡に出来たヤマダ電機の日本総本店へ。思い切った支店名だが、なぜ池袋で日本総本店。休日ということもありえらい数の人がいた。兄が買い物をしたのだけど、1Fのレジがどこにあるのか判らなかった。

兄が運転する車の中で、田中聖児さんの『ビューティフルサンデー』が流れており、それをぼんやりと聴いていた。土曜とはうってかわって快晴で、富士山が見えた。