東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『西伊豆腰療養の旅』

1月30日(土)、31日(日)。久しぶりにゆっくりと出来る週末を過ごせそうだったので、腰の療養もかねて温泉に入りたいと嫁松と話したところ、ならば伊豆に行こう、伊豆ならば西伊豆に行こう、西伊豆ならば美味しい魚も食べよう、じゃあせっかくだし旅館にでも泊まろう、といった具合でいろいろと膨らみ、結果として1泊2日でレンタカーを借りて旅立つことにした。

久しぶりに仕事とは関係なく東名を走らせ、富士山を眺めつつ、沼津ICで伊豆方面へ。ドライブは楽しい。お供のBGMはくるりの『鶏びゅ〜と』だったり、相対性理論の『シフォン主義』だったり。

寄り道をしつつ、4時間ほどのドライブを経て西伊豆松崎町の目的の旅館へ到着。チェックインをしてから町内を歩く。海岸沿いから路地の間まで。ごくごくわずかな時間。海岸沿いは観光客もいたけど、一歩住宅街に入るとさすがに観光客はいない。散歩をしている老人とすれ違う。夕暮れ時の静かな刻。17時を報せる時報のアナウンスが流れた。メロディは「この道」。この曲が日暮れを報せて、海沿いのその町は陽が暮れた。

旅館に戻って早めの夕食。以前も食べたことがあったけど、伊豆のところてんはすごく美味しい。桜えびの刺身は初体験だったけど、刺身は最高である。
それからゆっくりと温泉に入る。腰の療養にはやはりのばすよりも温泉の方がよさそうだ。仕方ないからもっと頻繁に温泉に行かなくてはならない。
翌日は浄蓮の滝や修善寺等の観光地をまわりつつ。伊豆は早くも梅が咲き始めており、少し早めの春を満喫した気分。








2月1日(月)。うってかわって寒い月曜。仕事後にふらりと本屋へ向かう。大江健三郎さんや前田司郎さんの新刊を読みたいなと思ったし、まだ読んだことが無い本谷有希子さんや舞城王太郎さんの本も買いたいなと思ったけど、あまり贅沢に金を使えるほど裕福ではないので、ひとまず古井由吉さんと松尾スズキさんの新刊だけを購入。あとは文庫がでたら買おうかと。文庫文庫。
帰りは結構な雪が降っていた。よくよく考えればまだ2月。寒さはこれからも厳しい季節。