東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『春一番が吹いて』

17日の水曜。仕事後に大塚へ。かげわたりのライブを見に行く。中に入るといきなり谷川さん。景気づけにということでウイスキーを一杯あれしていた。

持ち時間30分(多分)。4曲演奏。ゆるやかに繰り返されるリズムに浸るような感じ。3曲目の『花鳥風月』という曲が、以前に聴いたときよりもかなりテンポがゆっくりで、それが僕には心地よかったのだけど、後から聞くと本人たちにも予想外のことだったようで、なぜか演奏しながらテンポがあがらずラストまで流れ込んでしまったらしい。そういうこともあるのだなと思う。それはそれで、その日そのセッションの曲が生まれ、それの面白さもある、と思う。

ライブ後、家常さんと宮嶋くんと谷川さんと大塚の居酒屋で軽く飲む。居酒屋の有線から流れる曲が70年代の日本の曲で、それがちょいちょい良い。荒井由美さんの『翳りゆく部屋』が流れると谷川さんが反応していた。僕は西岡恭蔵さんの『プカプカ』に反応してしまった。『プカプカ』という曲に関しては、大学生の頃、学校の近所の喫茶店で小さな規模のライブがあるのを観に行った際に、1人の女性がギター一本で弾き語りをしているのを聴いて以来、ずっと心に残っている曲で、すごく好き。みんなと楽しい会話。結果、閉店まで居座ってしまった。帰りは大塚から歩く。歩きながらもいろいろと話す。


春一番が吹いた東京。
穏やかで心地いい風ならば、吹くのは大歓迎。


犬は相変わらず元気。僕の腕や足を見るとすぐに噛み付いてくる。「痛い」と、避ける為に手を上にあげると、それが犬には遊んでいるように見えるらしく、さらに興奮して挙げた手に飛びつこうとする。嫁松から、そういう時はきちんと叱らなくてはならないのだと怒られ、噛まれるわ怒られるわの八方塞がり。居心地のいい場所を見つけたようである。