東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『阿賀の記憶』

tokyomoon2010-05-17

仕事の諸々で地図を購入する必要があり、池袋の本屋へ。どこに売っているのか判らなかったので店員さんに「地図はどちらに置いてありますか?」と尋ねると「地図ですか?地図はですねぇ・・・」と難しい表情をした後、「うちはそんなに置いてないんですよ」と返事。池袋は、西武のビルに入っている大きい本屋なのに地図がないのかぁと思いつつ、「少ないのですが」と前置きを置かれつつ案内されたのは、なぜか歴史書のコーナーで、「いや、その地図なんですが」と再度問うと、「あ、地図、地図ですよね、地図はあります。」と、それはもう棚一面地図が並んでいるコーナーに誘導された。一体、店員さんは何を勘違いしたのか、不思議なワンクッションだ。


佐藤真監督の『阿賀の記憶』をDVDで観る。『阿賀に生きる』とはドキュメンタリーという括りが共通ながら立ち位置が異なるように思える。ナレーション等の要素を排除。その代わりに、『阿賀に生きる』の映像を10年ぶりに訪れたその場所に、スクリーンを組み立てて映し、それをさらに撮影する。歌が唄われ、言葉が語られるけれど、それも風景の中に聞こえてくる音と同じ様な扱われ方をする。かつての記憶は、『今』と解け合う。だからこそ映像は、揺るぎなく『今』であって。僕は、この『阿賀の記憶』がすごく好きだ。


相変わらず、日中はTシャツ一枚でいいけれど夕方には冷え込んでくる。土日ともに仕事。
20時過ぎにどうしてもジュンク堂の近くにある『新宿椿庵』のたい焼きが食べたくなり、向かう。閉店間際というか、もうレジを締めていたのだけど、焼き上がったもので良ければと買わせてくれた。小豆とカスタードを購入すると、小たい焼きを数個サービスでつけてくれた。たいやきうまい。