東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『四国へ行っていた』

先週は、火曜から土曜まで仕事で四国に行っていた。四国へ行ったことは過去に2回ある。その2回はすごく楽しかった。今回は、もちろん前提として『仕事』というものがあり、高松市松山市を行ったり来たりし、朝から晩まで仕事に関する諸々をしていたのだけど、それでも楽しいなぁと思った。

うどんも食べた。高松ではラーメンも食べた。とんこつベースのダシながら、まるで味噌ラーメンのような色をしたスープで、なのにやや甘い。それとラーメンと一緒に、もしくはうどんと一緒におでんが販売されている店が多かった。それも高松の特徴なのだろうか。

初体験としては、瀬戸大橋を見た。岡山に用はなかったので、渡ることはなかったけれど、ほぼ真下からみた瀬戸大橋は一言で現すと『でけぇ』につきた。橋脚が半端無くでかい。仕事関係で4人が同じ車で移動したのだけど、誰もが道路に連なる橋脚を見ただけで「すげえ」と声をあげる程。生憎、天気が悪く曇り空であったことがその巨大建造物の輪郭を曖昧にしていて、その奥行きの見えなさが返って迫力を増す効果になっていたかもしれない。いかんせん、携帯写真ではその迫力は見えず。

縁というものはあるのだなぁと思ったこと。かつて軽自動車で東京から鹿児島は桜島を目指し一人旅をしたことがある。その際に、愛媛県佐田岬の突端である三崎港から国道九四フェリーに乗って大分に渡った。わずか1時間強で九州に渡れて面白いなぁと思った覚えがある。とはいえ、ここに来ることはもう無いだろうとも思った。今回、仕事の件で、たまたまその佐田岬まで来た。以前、立ち寄った覚えのある『道の駅』で、食べた覚えのある『ジャコ天』を食べ、こういうこともあるのだなぁと思った。

当然、仕事となるとパソコンは必須。いかんせん、飛行機の発着時は機器類の電源は切らなくてはならない。仕事で同行したスタッフの1人が、急用があったらしく、まさに出発の直前でパソコンを立ち上げ、メールチェックを始めた。すると、表情は穏やかなフライトアテンダントが1人近づいてくる。「お客さま、電源を…」「あ、すいません」しかし作業の手は休めない。穏やかな表情を崩さないまま、フライトアテンダントはしかし、その人の前から一歩も動かずに、電源を落とすのをひたすら待っていた。すると、同行した別のスタッフが、もぞもぞと手に持っていた袋から焼きそば弁当を取り出して、食べ始めようとし、しかしフライト直前に焼きそばを食べ始めていいのか、迷ったその人はフライトアテンダントに尋ねた。「飛ぶ時に焼きそばを食べてもいいのでしょうか?」。フライトアテンダントは穏やかな表情で応える。「テーブルを出すのを控えて頂ければ大丈夫ですが、無事飛行が安定してから食べられた方がいいのではないでしょうか?」表情は穏やかである。プロの技を見た気がした。


仕事の疲れか、土曜に帰ってから、喉の調子が良くない。それと猫のみぞれの


甘えっぷりが尋常ではない。さすがに4日ほど留守にしていたから寂しくなってしまったようだ。留守の間、猫の面倒は、厚かましくも近所にお住まいのT夫妻にお願いしてしまった。帰宅後、お礼を持って伺うと、疲れているだろうからと夕食を作って弁当にしたものを渡されてしまった。これがまたうまし。迷惑をかけてばかり。

そんなことなで気が付けばもう火曜日。