東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『戯曲を読む』

やたらと寒い昨日。快晴かと思ったら突如、強雨の降った今日。入道雲のような雲があってなにやら季節感のない昨今。


M君が戯曲を書き終わったということで、それを読ませてくれた。中学時代と20代後半である今の2つの時間で展開される作品。過去として語られる中学時代の場面。劇的とはほど遠い、たわいもない日々ばかりがそこで語られてあり、むしろあえてそういう場面を選んで作品にしたところにこそ、M君の視線があるはずで、そういうところが、語り口や、取り上げる細かな題材に見えて、面白かった。

M君自身が演出をしない、まったくの他者が読むことを前提で書かれているかのように、台詞や動きに対してかなり細かい指示が書かれたト書きがある中で、中盤に1人の登場人物がパンツ一丁でポーズを決めるというト書きがあるのだけど、そこに関してだけは『これは現場で細かく指示します』と書かれてあって、読んだ時には爆笑してしまった。そこまで書くからにはすでにビジョンがあるわけで、いったいどんなポーズをさせるつもりなのだろう。なにせ『細かく指示する』わけなのだから。


嫁氏から、とある申請に際して必要な書類を記入して送ってもらうやり取りをしているのだけれども、その書類が一向に来ない。嫁氏はすでに送ったという。郵送の際に、どこかで紛失された恐れがあるのだけれども、とはいえ日々、何万通もやり取りされる封筒の1つなど、郵便局も覚えているはずがない。案の定、『判りません』と一蹴されたそうだけれども、その態度が横柄に見えたようで嫁氏の怒りは収まらぬ様子。
実はこの手のトラブルがしばしば起きる。というのも、家の隣のウィークリーマンションと住所が番地までまったく一緒で、しかもそのウィークリーの方が通りの手前にあるので、多くの配達人は住所を辿ると、僕らはそのウィークリーマンションに住んでいるものと勘違いし、なのにマンションの部屋番号が書いてないからと、混乱するらしいのだ。宅配便を届ける人からはたまに「お届け物ですが、マンションの何号室か書いてなくて判りません」という問い合わせがくる。それなら、まだ説明すれば持ってきてもらえるが、これが封筒やハガキなどの郵便物だと困ったことにもなる。以前に一度あったのは、何号室か書いてないからってことで、そのマンションの管理人室に置いて行かれたことがあり、とはいえ、そこのマンションは管理人が常駐しているわけではなく、こちらから郵便局に問い合わせてやっとこさ、配達ミスが判明した、といった次第。それにはさすがにまいった。というわけで、郵便物が来ないことに関しては、そういった可能性が予想されるだけに、どうも歯がゆい。


猫のみぞれは眠いようだ。