東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『式とその日』

仕事のバタバタが続いている。

そんな中で、嫁氏の弟さんの結婚式があり土曜の朝に山形に行くことに。6時過ぎの新幹線に乗る予定で乗車券も買っていたのだけど、朝目が覚めると6時50分を過ぎていた。見事な寝坊。とりあえず急いで上野に向かう。やってきた新幹線に乗る。結果、披露宴には間に合ったものの、親族紹介や神前式などに間に合わず。まぁ、それはそれ。

久しぶりに山形に行き、嫁氏と娘子に会う。娘子が育っていた。新郎新婦への花束贈呈という大役も果たしていた。そして式場を自由奔放に歩き回っていた。彼女は座っていたイスを夢中になって押していたのだけど、それはそのイスじゃなくちゃダメであり、イスにぬいぐるみなどを置いてみたのだが、邪魔だといわんばかりにぬいぐるみをどかして、ひたすらにイスを押していた。どういう面白さをそこに見いだしているのかは定かではないものの、イスを押すことにひたすら夢中な娘子を見るにしみじみ思う。

育つなぁ、娘子。
ほんと、あっという間に育つ。



その後、親族のみで嫁氏の実家で飲み直し。仕事の疲れもあって酔いもすぐまわってしまった。とはいえ、久しぶりに息抜きができたような気がする。


いろいろあって日曜の朝に即帰京。嫁氏も故あって同行。野暮用を済ませてから、二人で、亡くなった猫けだまのお墓があるT夫妻のマンションへ。T夫妻に御挨拶。9月4日は、猫のけだまの命日。恥ずかしい話なのだけど、僕はT夫妻からそのことを告げられるまで失念していた。2年前の9月4日だった。もう、2年になるのだと思うと、本当に驚く。たまたま偶然に、そのタイミングで嫁氏と東京にいて、挨拶に行ったことに不思議なタイミングを感じる。呼ばれたような気になる。すごく偶然なのだけど、たまたま野暮用で、この日の昼にかつてけだまと住んでいた家の近くを嫁氏と歩いていたのだ。用がなければ、そこを歩いていなかったし、なにより嫁氏も東京にはいなかった。いろいろ思うと、やはりこれは呼ばれたような気がしてならない。


雨はギリギリで降らなかった。夕方には晴れて心地いい具合に。暑いといえば暑かったけど、もう夏は終ったような印象。嫁氏は、東京駅から最終の新幹線でふたたび山形へ。こちらの仕事が9月いっぱいばたつくこと、そして向こうの実家でもいろいろバタバタしていることがあり、ひとまず9月のうちはそういう生活に。

なんともぼんやりした気分で東京から職場へ行く。いろいろぼんやり考える日曜。