東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『そして11月も末』

あれよあれよと言う間に11月も下旬。

8月に撮影をした芝居の編集をするには、データが重く、僕のPCはことあるごとに「ちょっと待って下さいまし」とフリーズするので、会社のmacを使用することに。とはいえ仕事中には出来ないので早起きをして会社で作業。夜は娘優先なので出来ぬ。ここ数週間、コツコツと進めなんとか一通り画はつなげた。永遠にかかるのかと思ったので先が見えて本当にほっとしているものの、見直せばもっと直せるだろうし、なによりも音声の調整がまだ。これは時間がかかる。


家常さんから仕事に関わることで相談を受け、僕なりにやれることを提示する。出来ることなら、仕事でも友人たちと何かを出来ると愉しい。だからなんとか仕事になればいいのだけれど。その打合せで家常さんの職場に行ったのは先週。娘を寝かせてから0時過ぎに行ったのだけど、一緒に働いている谷川さんもまだ仕事をしていた。それで気が付けばいろいろ話して、3時くらいになった。いろいろ。家常さんの仕事や音楽への姿勢は、ある種の覚悟をもって臨んでるようで、それは本当に頭が下がる思い。では自分はどうだろうと思う。
家常さんと谷川さんのバンド、かげわたりが新たにレコーディングし、来年に発売を予定しているアルバムのマスタリングが済んだ音源をもらえた。ライブとは異なり、一音一音にこだわりを感じる力作。


以下、まとめて列挙。

電気グルーヴの『A』を飲み込んだまま、微動だにしないDVDプレイヤーに見切りをつけ、思い切ってブルーレイレコーダーを購入。さらばさらば『A』。家のケーブルテレビチューナーとのリンクも考慮して、ビックカメラの店員さんに諸々確認をして購入したところ、「あります」と自信をもって断言された端子が無く配線が予定通りいかない。別の方法はあるし、今更返品もアレなのでしないけど、なにやら意気消沈。


大江健三郎氏の『水死』読了後、さらに大江健三郎さんの『取り替え子』を読もうと思った矢先、上原善広さんの『日本の路地を歩く』という本の存在を知り、それは読みたいと購入。夢中で読む。ここでいう路地とは被差別部落のことで、上原さんがそこを中上健次さんが用いた『路地』という言葉で語る。日本各地にある『路地』を旅する記録。今では目に見えた差別こそほとんどないとのことだけど、上原さんご自身がまさに『路地』出身ということもあり、『路地』で出会う人に話しを聞き、その人たちの生活に触れることで、それぞれが既に生まれた時からの宿命として抱える出自の、そのぬぐいがたいなにものかが、文章から読み取れるような気がする。


ブルーレイを買ったのだから、テレビも思い切って買おうじゃないかと嫁氏に提案したところ、するどく却下される。


ピタゴラスイッチの『今日のスレスレ』が面白い。


大科学実験』が面白い。


マレビトの会の芝居が観たいので、嫁氏に「見なきゃ死ぬ」とだだをこねる。


嫁氏と娘子と鬼子母神を散歩すると、境内に立っている旗が風になびくのを娘子がじっとみていた。娘子にとって見るもの全てが新鮮な世界なのだろう。いろいろなものをじっとみてほしい。