東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『3連休の3日間』

23日(金)。久しぶりに大学時代に同じ部活だった面々と会う。うちのところも含めて子供がいるのでなんやかんやを考慮して、うちで集まる。昼間に集まったこともあったし、子供がいることも考慮しつつなのかお酒を飲んでワイノワイノするというよりは穏やかに昼食会。


子供2人たちは、まだ2歳やら1歳半やらでたまに一緒に遊んだと思いきや、別々に遊んだりと、それぞれの自由を満喫していた。いずれにしてもにぎやか。


それで夕方にお開きとなる間際に、後輩が「これを」といってアルバムを1枚だしてきた。僕が1年の、それも1番最初に行った公演の記録写真のアルバムだった。何で持っているんだそんなもの。あまりに若いというか気恥ずかしい写真たち。公演準備の様子や、打ち上げでヘベレケになってカラオケをしている写真まで。まだ、分けも分からず目の前に与えられた『役』を演じるだけでいっぱいいっぱいだった。そこから、学業そっちのけで芝居にのめり込むことになるわけだから、何が起こるか分からない世の中。


みんなが帰ってから片付けをして、ぼんやりしつつ、ならばと録画しておいた是枝裕和監督の『空気人形』を観る。娘子の前で観ていたら、嫁氏に怒られた。


24日(土)。掃除などをしつつ、昼からでかける。寒い寒いとは聞いていたけれど日向に出ればまだまだ気持ちよく散歩できる。


夜。夕食を食べ終えて、食器を洗っていると玄関のあたりにいた嫁氏から「サンタがきたよー!」と声がする。サンタ?玄関から?いやそれはともかく誰だと思いきや友人のおさむしだった。先日、撮影してもらった写真の現像が出来たとのことで持ってきてくれた。さっそくみんなで見せてもらう。暴れん坊の1歳半の娘子に、猫が加わった3人と1匹の集合写真はやはり難しかったみたいで、誰かがカメラを見ていたら誰かがあらぬ方向を見ていてといった次第。おさむしがシャッターを押す毎に「ぐぬ」と苦戦していたのも理解できる。ほんと無理なお願いをしてしまった。そういった写真もあるけれど、とても素敵な写真もいっぱいあり、特にいいなぁと思ったのは娘子が公園で赤い実のなっているところの前で遊んでいたところを撮っている写真。こういった瞬間を切り取ってくれたことは、これから先に、その写真を見返す度の僕たち家族の悦びになる。


というわけで、とても素敵なクリスマスプレゼントをいただきました。


25日(日)。朝起きて、朝食を食べながらぼんやりしていて、せっかく晴れたのだから遠出でもしようと突然ながらレンタカーを借りてでかけてみる。娘子は車が好きで、車に乗ると嬉々とする、が、すぐにその揺れのせいかスヤスヤと眠りにつく。で、運転はやはり楽しい。それでなんとなく思いつくままに河口湖へ。湖畔について、せっかくだからとスワンボートに乗ってみる。思いのほか高くびっくりするも、とりあえず乗船。嫁氏と2人でえっちら漕ぐ。漕ぎ始めれば30分などあっという間でそれはそれで楽しい。それから本栖湖まだ足を伸ばす。ぐるりと湖畔を車でまわり、富士山の見晴らしがいい場所で停車。そこに立って初めて知ったが、どうやらそこは千円札の画にもなっている場所のようでカメラを持った人たちがたくさんいた。0℃近くの寒さでいつも元気な娘子もおとなしくなっていたのですぐに出発。それから近くの日帰り入浴できるところで久しぶりの温泉。娘子は嫁氏と風呂に入ったのだけど、そこで同じ年頃の女の子と知り合う。仲良くわいわい風呂に入ったのだとか。一期一会。帰りは、高速もまったく渋滞しておらずスムーズに帰宅。


こうやってスワンボートに乗ったことや、寒さの中で富士山をみたこと、同じ年頃の子と入った温泉など、さすがに1歳半の記憶は残るものではないのだろう。とはいえ、確かにそのことを経験したわけで、記憶には残らなくても、今後の娘子の成長の、何かとは確実に繋がっていくのだろうか。