東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『あらかわ遊園/2人の留守番』

9日(木)。元の職場から郵送物が届く。ざくっといえば働いていた分の退職金のようなものを頂けるというありがたい通知で、ありがたさが身に沁みて、嫁氏と2人でその郵送物を拝んだ。で、沁みたついでに天気も晴れていたから、あらかわ遊園に行くことにした。


人生で、初めてのあらかわ遊園。以前、仕事で近くを車で通った時、園の観覧車を観て、ずっと行きたいと思っていた。平日の昼間は、さすがに人も少ない。そして、どこか懐かしさを感じるような佇まい。一応、ジェットコースターとかもあるけれど活発な小学生とかならばすぐにまわりきってしまうだろう。遊園地の先には動物園もあり、鹿や猿がいる。うさぎや羊は触ることができるのだけど、そういう催しも含めて、どこか懐かしさがある。

娘子はメリーゴーランドが気に入ったようで2回乗った。観覧車に乗ると、思った以上に上にあがり、晴れていたこともありずいぶんと遠くまで東京を見渡せた。

昼ご飯を園内の食堂のような場所でとっていると、外にシャボン玉が飛んでいた。何かと思ったら,大学生風の男2人が、スカイウォークという乗り物の上からシャボン玉をふいて飛ばしていた。

遊園地の楽しさは、どこか儚さがある。その楽しさがすぐに終ってしまう特別なものだからだろう。


夜。元の職場から電話。とある頼み事。うーんと悩む。とはいえすぐには返事出来ない内容だったので、来週に持ち越し。



10日(金)。嫁氏が昼過ぎからでかけるので、娘子と留守番。嫁氏がでかける時に娘子は昼寝をし始めたので、映画でも観るかと『シン・レッド・ライン』を一人観る。が、1時間せぬうちに娘子起床。とりあえず嫁氏のことをつっこまれる前に『ピングー』再生。『シン・レッド・ライン』から『ピングー』。劇的に質の違う映像が流れる家だ。


しばらくすると、さすがに『ピングー』は飽きたらしく、娘子は嫁氏を探し始めた。泣くかもしれないと思いつつ、正直に「でかけたんだよ」と声をかける。その意味が分かったわけではないだろうが、おとなしくおもちゃで遊び始めてくれた。結局、その後もぐずることなく2人で夕食を食べ、お風呂に入った。初めてのこと。


娘子は、目の前でモノが消えることに関してはかなり執着するけれど、すでに無いもの目に見えないものに関しては、わりと執着がない。例えば、外に出ると、ぐずる時の対応策としてラムネを用意している。外に出ている時はかなりラムネを欲しがる、が、家に戻るとラムネのことはまったく言わなくなる。小さいながらもおそらく娘子には娘子の中で、きちんと決まっていることがある。それを出来るだけ理解していければと思う。


嫁氏が帰ってくると、それまでの僕への甘えはどこへいったのだろうというくらい嫁氏にべったりになる。まぁ、そんなものなのだろうよ。