東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『そして4月に入って』

tokyomoon2016-04-07

結果的に4月に入りすでに7日経っており、ずいふんと日記もかけずにいた。こうなると書いてない期間に何をしていたのかと思うけれど、仕事をしていた。仕事でとある場所と東京を新幹線で行ったり来たりしていた。3月の下旬だけで都合、4往復した。慣れというものは恐ろしいもので、距離にしたらおそらく300キロほどあるところを、新幹線で1時間半、在来線で25分ほどの2時間弱で行き来すると、夜21時くらいに東京を出ればギリギリ22時代で目的の土地に到着するので、なんだかそれほど遠くないように感じてくる。冷静に考えればそんなことはまったくないし、お金もやたらとかかるのだけど。


それにしても普段の仕事で出張ばかりの方もいるだろうけれど、新幹線のようなちょっと異様なスピードで走るモノに乗り続けると、何か身体に感じる重力の負荷がジワジワと蓄積されて疲れてくるのだけど、アレの影響とかはないのだろうか。慣れてない身としては、少しばかり疲れてくる。それと4/1に移動した際に、紀伊半島沖の地震の影響で停電となり、新幹線が停まるという滅多にない経験もした。何が起こるかわかったもんじゃない。


春めいて暖かくなったと思ったら風が寒かったり、雨が降ったり。桜の季節はやはり気持ちいいなぁと思いつつ、なかなか落ち着いて桜を見ることもできず。そのとある地方にいた日々で桜を見たりしたけれど、それも仕事の合間。


とある縁もゆかりもない地方に来ると毎回思うけど、自分がまったく知らない土地にも人は当然のように住んでいて、その一人一人に生活がある。わずかばかりの交流ともいえないようなちょっとした出会いや会話が、後から振り返れば、もう2度と会わないかもしれないという思いとともになんとも感慨深い気持ちになる。


そういうこととは関係なく、改めてじっくり丁寧にモノを作りたいという気持ちになった。それはその地方での仕事で関わった仕事を見ていてなのだけど、モノには予算があり、条件があり、その中でいろいろなことを形にしていかなくてはならない。割り切ってやらねばならぬところは多々あれど、各人が矜持のようなものを持ってここは妥協できないというこだわりを形にしようとすることの素晴らしさというものがある。そしてそれを下支えしてくれる方がいることのありがたさ。東京ばかりがモノづくりの中心である必要はないし。


そういうわけでいろいろとバタバタした3月。年度末。引き続き、4月以降もいろいろありつつも。


5日の火曜。久しぶりに休みが取れたので家族で新しくなった南池袋公園へ。少し肌寒かったのは残念だけど、娘は寒さなどお構いなしに走り回っていた。夜は急な用件で高円寺へ。用件を済まし家族で商店街を歩き、焼肉を食う。閉店間際の古着屋であれこれ物色。嫁の上着を選んだのだけど、僕も娘も自分の好みの服を「これ、良いんじゃない?」と嫁に提案したりする。それぞれ好みのベクトルも違う。


それと、3月末でまた一つ歳をとった。もはや感慨もないけれど、こうやってなんとか元気にやれてるのがありがたし。