東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『海や美術展やら』

tokyomoon2017-12-19

土曜日。仕事で幕張の方へ行き、空き時間ができたので、少し歩いて砂浜の方へ。木々に囲まれた場所を抜けると広い砂浜に出る。遊泳禁止と看板があるが夏も泳げないのだろうか。遠く沖の方になんの船か、停泊している。カモメも群れで波間に浮かんでのんびりしている。工場地帯の煙突が見えるし、スカイツリーも見える。見渡せる。地元の大学の若者たちがなんかのサークル集まりでトレーニングをしている。子供と歩く父親や、カップルもいる。カイトをあげている集団もいる。空を見上げると羽田に向かうのか、成田から飛び立ったのか、飛行機が飛んでいる。波は穏やかで、風もそこまで冷たくない。


冬の海だなぁ。


と、つくづく思う。雲間から光が射し込んでスポットライトみたいに海を照らしてとても綺麗だった。30分ほどだったと思うけど、なんだか落ち着く時間。



日曜日。掃除機をかけて、洗濯物をほし、少し落ち着いた時間があったので、国立新美術館で行われていた「安藤忠雄展・挑戦」を見に行く。1969年から建築に携わり、活動をしてきた氏の記録。直島の建物の数々。直島に行きたいという気持ちがさらに高まる。そして集合住宅のデザインの面白さや、「光の教会」の建物が再現されたものを設置されていて、それも興味深い。教会。北海道でもいくつか宗教的な建築に携わっているようで、行っておけばよかったな、と思う。広尾のあたりに1つ氏が携わった教会があるらしく、今度行ってみようと思う。



それから夜に、娘たちに連絡をして、六本木ヒルズの「ドラえもん展」へ。子供向けの作品もあるけど、大人が楽しめるドラえもんが多かった。しりあがり寿さんの作品を、果たして娘がどういう気持ちで観ているのかな、と、横で気にしながら。梅佳代さんの写真はなんだか味わいがあるなぁ。なんてことない瞬間がなぜあれほどグッとくるのか。そして、どなたの作品か失念してしまったけれど、光と影を利用した作品がとても良かった。Nゲージにライトを乗せて、線路を走らせる。計算されて配置されたものが、Nゲージの動きに合わせて光にあたり、壁に投影される。その光と影の運動のようなものが心地いい。



観終わってから、500円払うと屋上に出られるとのことだったので、屋上へ。六本木ヒルズのてっぺん。ヘリコプターが降りられる場所で、見晴らしがいい。お台場や東京タワー。向こうにはスカイツリーも見える。1人浮かれていると、横で娘は寒がり早く降りようと言う。子供ってこんなに寒がりだったか。特に娘は寒さに弱いのか、朝、なんだかいつもぐずぐず言っている。まぁ、僕も寒さに弱いけど。子供のころ、そこまで寒くてあーだこーだは言わなかった。が、まぁ、寒いのは寒いのか。早々に降りる。そんなこんなな週末。