東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『ライトハウス』

14日

少し遅く起きてしまい、慌てて準備。母はとりあえず元気だった。母から頼まれて朝、買い物に行く。トイレットペーパーを買ってきて欲しいとのこと。近所の結構朝から開いている業務用スーパーに行った。余裕であると思ったら意外に無く、一種類だけ辛うじてあった。それを購入して、実家に置きに行き、その後、仕事へ。

車で運転。日中は結構混んでいる。渋滞。その後、諸々仕事。人と接する仕事は、バタバタするし、緊張があるけれど、やはり、こういう人と常に接する仕事をしていると、なんやかんや人は見られることを意識するし、悪いことではないだろうと思う。

夜、仕事が終わり、車中で一息。というかやらねばならないメールを返信したりする。それから帰宅。

 

15日。

朝、目覚めて車で出社。と、その前に、仕事関連で久しぶりにPCR検査を受ける。検査の試験管に唾液をいれるのだけど、こんなに入れるんだという量の唾液をいれる。途中で唾液が出なくなりそうになるが、なんとか出す。なにせ採取30分前から水も飲んではダメだったので。採取したものを梱包してポストへ投函。それから車で出社。朝も渋滞。これは変わらず。緊急事態宣言中であることを忘れそうになる。が、コロナ陽性者が諸々増えてきている報道を聞くと、ちょっと戸惑う。

車を職場に置いてから、本当は外で仕事をしようと思ったのだけど、なんやかんややらねばならぬことが終わらず、結果、夜まで職場で仕事をしていた。

夜、20時過ぎ。勇んで職場を出て、渋谷へ。映画を観ようと決意していた。パルコの上にあるシネクイントホワイトという新しい映画館へ。21時から上映される「ライトハウス」という作品を観る。それにしても21時開始のレイトショーを観るのはいつ以来だろう。そこそこお客さんもいて安心する。「ライトハウス」は音や映像の作りに、監督の思い入れを感じた。作家性をとことん発揮して、こういう作品は、作り手全体の意思疎通をどこまでできているのか気になってしまう。メインとなる、ほぼ出ずっぱりの俳優2名はとても過酷な役を演じているが、いろいろ大変だったのではないかと想像する。だけど、それをきちんとやりきってこそ、こうやって、一つの作品が出来上がる。個人的に言えば、好みではないけれど、だけど、久しぶりに、これほど監督の世界観を切り取った映画も久しぶりで、こういう映画がまだ作れる土壌があることは本当に良いなぁと思う。娯楽とは真逆にあるような映画だけれども、これも映画を観る体験。映画館から出たら、フラフラとよろけそうになった。23時過ぎの渋谷。前は当たり前のように、この時間に出歩いていた気がするけれど、なんだか大分深夜に街を歩いているような気になる。