東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『大きな樹の下で雨宿り』

午前中、少し余裕があったので、そういえば新宿御苑はどうなっているのだろうと調べてみると、四度目の緊急事態宣言下では休園にならず、人数制限をして開いてるという。年間パスポートのこともあったのでと久しぶりに行ってみる。

もともと3月末で切れる年間パスポートは、1度目か2度目の緊急事態宣言で5月末まで延長になっていた。その後、またもや緊急事態宣言があり、どうなるのかと思ったが、問い合わせてみると「10月まで使えます」ということ。有難いような、なんというか、少し謎なざっくり感。とはいえ、混乱するだろう、こう繰り返し休園とかになると。いずれにしてもまだ秋までパスポートが使えるというのでひとまず有難い。

人はまばら。歩いていると雨が降り出してきた。傘を持ってなかったので、大きな木の下へ。雨は思ったよりも強く降り出してきたのだけど、大きな木の下にいるとまったく問題ない。雨をしのげるんだなぁと、しみじみ思いつつ、ぼんやりと雨を見る。梅雨は好きでは無いけれど、雨の匂いは好きだ。御苑の中にいるので、雨が、草や土と混ざり合う青々しい匂いは良い。休園が長く続いたからだとおもうけど人にあまり踏まれてない芝はとても青々として草木が綺麗な気がする。あと、気のせいかもしれないけど、椅子などが増えていて、以前より少し整備されてる気がする。

ベンチに座り、メールをしたり、作業いろいろ。本当はもっとゆっくりしたかったけど、結局やらねばならないことが多い。その上、いくつか予想外のことが。良いこともあれば、困ったことも。いろいろ。

夕方、仕事が落ち着いてから実家へ行こうと連絡。せめて1週間に一度は。と、母から返信。体調が良く無いからうつるかも、とのこと。引き続き、過敏になっている。特にそんなことはないだろうし、気にしすぎだからと連絡する。

電車に揺られて、埼玉へ。都内は曇っていたものの、実家最寄駅まで行くと、夕焼けが見えるほど晴れていた。昼ごはんを食べてなかったので、昼夜兼用みたいな感じで駅前の中華屋に入る。地元のおじいちゃんたちが賑やかに話している。「相撲をみたいからさ」とスマホで相撲中継を見ていた。こういう時、おじいちゃんが手にしていたものはかつてならラジオだった。今はおじいちゃんもスマホ。時代、変わったな。

実家に帰ると、母がマスクをした。熱っぽく、移すのではないかと不安になっているようだ。気にする必要はないと言っても、こういう時の母は頑固だ。早々に寝るというので、僕は寝室へ。最近は、実家で寝室にいると、いつ母から「辛い」と呼ばれるか冷や冷やしてしまう癖がついてしまった。今日も特にそういうことは無かったが、母はあまり熟睡できず、何度かトイレに起きていた様子だった。