東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『宣言されたけれども』

前日が暖かかったからとて、油断していると翌日は肌寒い。三寒四温。三月は油断ならない。日曜は自宅から出社し、諸々と仕事。用があり渋谷へ行ったのだけど、びっくりするほどの人。まぁ、自分もそこにいるわけだし、人のことは言えないが、しかし、まぁ、明らかに多い。緊急事態宣言延長はそれが宣言されただけ危機的な状況ではあることは理解できるのだけど、実際のところ、テレビにしても、仕事まわりにしても、制限される感じがほとんどなく、飲食店だけが20時で閉まるということも、これまでと変わらずであり、何か、ふわっとした感じで宣言だけが延長されていて、正直なところ、緊張感がない。いや、緊張感を持たないことは良くないし、「みんなそうしてるから」で右に倣えも良くないのだけど、しかし、仕事関係はまったくの通常営業で、だから、そうせざる得ないという、まぁ、それもいいわけなのだけど、そうやって渋谷をうろうろしてしまっている自分がいる。

用件が終わって、夕方。実家へ帰るために半蔵門線に乗ると、なんだかどっと疲れて、座れたのもあったからか、あっという間に眠ってしまった。目が覚めると私鉄沿線に入っていて、まもなく実家最寄り駅だった。曇っていて夕焼けは見えなかったけど、薄い雲間から光みたいなのが漏れている感じで、ねずみ色ながら、街がなんだか綺麗だった。ただ、ただ、どっと疲れた。

実家に帰り、少し母と話す。こういった他愛も無い話が当たり前になるのも良い。で、母は早々に眠りにつく。BSで「バックトゥザフューチャーpart3」をやっていて、つい見てしまった。それから僕も肌寒かったので、早めに布団の中へ退散。