東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『本を探して歩き回る』

日曜。仕事の用件があり職場へ。少しお芝居を観る。お笑いもそうだと思うけれど、お芝居も、音程は大切だと思う。発せられる声の音程で、すっと耳に入るものもあれば、入ってこないものもある。これは不思議だなと思う。

それにしても、外は暑い。が、室内は空調が効いていると肌寒くて仕方がない。暑がりの私は半袖でうろうろとするものの、空調が苦手で、おもわずロッカーから上着を取り出して羽織る。

仕事が終わってから、一息。少し余裕があったので、小田嶋隆さんの小説を買おうと職場近くの蔦屋書店へ。日が暮れたのに蒸し暑く、歩いているだけで汗が噴き出てくる。代官山の蔦屋書店は面白い本が多いので少しフラフラ。で、お目当ての本を探そうと小説の棚などを探すが見当たらない。在庫を確認すると1冊あるらしいがどうしても見つけられず。店員さんに尋ねてみると、確かに在庫があるはずなのだけど、すでに誰かが手に取ってしまっているのかもしれない、とのこと。残念。

とはいえ、一度、欲しいと思うと、物欲は留まることを知らず。新宿で降りて、紀伊国屋書店へ。さすがにあるだろうと高をくくったもののおそろしいことに一冊も無い。それから南口のブックファーストへ。そこにも無い。なんなのだ、これは。しかし無いと無いで欲しいという気持ちがでてくる。時間は20時20分。ネットで検索をかけると、新南口の紀伊国屋書店と、西口のブックファーストがどちらも20時半まで。2つの店を残り10分で移動するのは不可能。というか暑すぎて歩きたくない。

考えた結果、西口のブックファーストへ。早歩きで駅を横断。ブックファーストへ。閉店間際、ギリギリ駆け込む。小説の棚へ行くと、肝心の本が平積みで置いてある。引くほど置いてある。このアンバランスさたるや。他の店に1冊ずつくらいわけてあげてほしい。ともかく、無事にゲット。満足して外へ。蒸し暑いが気分は爽快。

新宿三丁目まで歩くのも面倒な気がして、東新宿まで歩くことに。途中、満足して、なんだかお腹いっぱいラーメンを食べたくなり、目の前に飛び込んできた家系ラーメンの店に入る。が、残念なことにここが失敗。美味しくなかった。その後、いくつも美味しそうなラーメン屋があり後悔するが、先に立たず。

歌舞伎町の裏側、新大久保との間の町は雑多で賑やか。そこだけ切り取ると日本じゃないみたい。それにしてもたくさん歩いてへとへと。