東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『のんびりした日曜』

朝、朝食を食べて、掃除機をかけたり、台所やトイレの掃除。部屋を綺麗にしてから、家を出て、新宿御苑へ。今日は一日、のんびりできるので、のんびり外で小説を読もうと、2冊ほど、選んで出かける。

まだ、陽射しは強いけど、暑さはだいぶやわらいだ。なんとなくシームレスに夏から秋に変わるかと思ったけど、はっきりと昨日、季節が変わった気がする。明らかに暑さも、そして、夜の涼しさも昨日、一気に変わった。

新宿御苑を歩いていると、何やら野外スペースの設置作業をしている。もう少しで、薪能がある様子。少し人気の少ない端の方に行き、敷物をしいて、短パンのみになりごろっとして小説を読む。佐藤泰志さんの「草の響き」。先日、映画を観たので、小説も読み返してみる。主人公は独り身の設定。そこが大きく違う。あと、映画版だとランニングを通じて交流する若者がスケボー好きの学生だったが、原作はやや非行に走っているノッポと呼ばれる男性だった。その他、映画だと主人公が処方された薬を一気に大量に飲み強制入院させられるが、原作だとそういった描写はなく、いつ治るか先が見えない中で、それでもゴールなく走り続けることを決意するような終わり方で、そういった違いも興味深い。

ただ、僕は、なんだか、妙に眠たさが勝り、本を読みながらうつらうつらしてしまってい、汗だくになりながらいつの間にか寝落ちしてしまい、なんやかんや2,3時間、寝ていたように思う。

陽は強く、結構汗をかいた。ただ、夕方になると日の傾き方が早く、16時を過ぎると、すっかり暑さは落ち着いて、17時過ぎには、もうほぼ陽は落ちて、暗くなる。で、そうなると、今度は半袖ではやや寒いくらいの気温に。あっという間に秋模様。そういえば、御苑の中で、彼岸花が咲いている場所があり、赤々としていて綺麗だった。

陽が暮れて、稜線だけがくっきりみえるNTTタワーを観ながらぼんやりする。キノイーグルさんという移動映画館のプロデュースをされている方のInstagramで、京丹後市で野外上映気をやったという投稿を観て、ふと、京丹後市ってどこにあるんだろうとネットの地図アプリで調べたら、自分は行ったことがない日本海側の町で、Instagramに投稿された写真で、そこの人たちが楽しそうに映画を観ている写真があり、そういう場所でも、なんというかみんな生き生きと暮らしてる姿を垣間見て、よくわからないけど、なぜか涙がでてきた。日本は広いし、僕はまだ知らないことが多い。いたるところに、人々は暮らしている。

それにしても涙腺弱すぎ。

御苑を出てから、少し三丁目あたりをふらふら。それから、スタバに落ち着いて、メールをしたり、「草の響き」の続きを読んだり。2冊読もうと意気込んだものの、1冊読むのが手一杯だった。

買い物して、帰宅。少し筋トレしつつ、のんびり。