東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『23日/24日』

■ 23日(日)。庚申塚商店街を歩いていたら、とある床屋の前面シャッターに果物と数字が描かれた模造紙が貼られてあった。



算数の問題なのだけど、なにゆえ床屋の入り口に貼られているのか。この解答は各自で。久しぶりにこういう問題を解いた。実は少しだけ苦戦。もう暗算が出来なくなっている。


夕食は都電で王子まで出て『あがれ屋』というおでんの店へ。煮込まれた食材のうまいこと。薄味のように思えるダシでも、充分味が出ている。特に美味しいと思ったのがたまごとカブ。それと久しぶりに日本酒なども頂く。門外不出というお酒は下戸の僕にも飲みやすい。ただ、飲みやすいから度数が低いというわけではなく、調子に乗っていたらやはり酔う。都電に揺られて帰宅。風が涼しい。


今敏さんの『東京ゴットファーザーズ』をDVDで観る。ディティールまで丁寧に描かれた実写のような背景とは正反対な、キャラクター描写。滝のような涙、真っ赤になる顔。それもまたアニメの魅力か。もう秋の夜長。


■ 24日(月)。昼過ぎまで寝る。最近寝すぎると腰が痛い。布団にも原因があるかもしれない。散歩がてら池袋へ。散歩の最中、下のような看板を発見。



助けて欲しいときは寄ってしまうかもしれない。なにせおたすけ。遅めの昼食は立教大学の近くのラーメン屋へ。通りは学生が多い。この時期の学生はまだ夏休みではなかったか。それとももう授業が始まっているのか。


食後はふたたび東武百貨店の北海道物産展へ。いかめしやじゃがいもを購入。それから国士無双という日本酒も。昨日の門外不出の影響じゃないけど、飲みやすい日本酒が美味しい日々だ。


河瀬直美さんの『沙羅双樹』をDVDで。強く印象に残ったのは奈良の路地をかける主人公たちのシーン。迷うことなく、近道を選んで路地を駆け抜ける若者たちの姿、それこそがその土地で暮らしてきた証しなのだと思えてくる。冒険のような生活が、夢中で遊んだ記憶が、路地をかける若者から溢れてくるように思える。