東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『9月25日』

■ とある仕事で朝4時半に起きる。大学の頃、諸々あってこのくらいの時間に毎日起きていたことがあったけど、なぜか思い出されるのはやけ寒い朝のことばかり。暑い日も起きていたはずだけど、早朝の記憶は寒い日のことしかない。理由はよく判らない。空気を吸い込むと鼻の奥の毛が凍りついて、シワシワとしてくる。寒いより痛いといった空気。その場にいるときはしんどいなぁと思ったけど、あれはあれでなんか透き通る空気感がよかった。


早朝のプラットホームの雰囲気は嫌いじゃない。結構けだるい。そのけだるさがいい。よくよく観察すると会社に向かう人ばかりではなく、半数くらいは始発まで飲んだり遊んだり、はたまた働いたと思われる人が帰宅している姿だと思われる。終わりと始まりが静かに混濁しているよう。


■ いろいろな場所に車で行った。運転は別の人だったので僕は移動中すっかり眠り込んでしまった。仕事中だったので少し反省。あと、まぁ、せっかくいろいろな場所に行ったのだからもう少し風景を見ておきたかった。秋晴れというには早すぎるのかもしれないけれど、やけに晴れて気持ちのいい空だった。


そして夜は月がきれい。雲もいい具合にあって、なんだか本当にきれいだ。東京も、北海道も、大阪も、徳島も、鹿児島も、どこもかしこも今日はこんなに月がきれいな夜なのだろうか。