東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『君の鳥はうたえる』

歳なのか、なんなのかわからないけれど、先日、少し体調が悪いなぁと思っていたが、まだ少し引きづっている。下品な話だけど、鼻水が片鼻だけ止まらない。そして鼻水が固まり、鼻の中に溜まる。なぜか片鼻だけ。左の鼻だけ。これはなんなのだろうか、不思議だ。右はまったく鼻水でないし。身体のバランスが悪いのか、なんなのか。諸々不明。テレビを観ながらぼーっとしてそのまま寝てしまうのも良くないのだろうなぁと痛感する。猫たちが窓を開けて外を見るのが好きで、窓に鍵をしてないので、寒くて窓を閉めても気が付いたら、窓を開けている。で、朝、目が覚めると寒い。鼻水がでる、片鼻だけ。というサイクル。

そういうわけで、映画『JOKER』を引きずりつつ。あ、そう、たぶん、無理してものすごいレイトショーを観たこともまだ引きずっているのかもしれない。若くないのだろうか。徹夜はもともとできないし、睡眠不足もあるのだろう。

そんな最中、佐藤泰志さんの小説『君の鳥はうたえる』を読了。若者の持つ、だらだらとした日常とそこにある倦怠感ってなんなんだろう。そして、だいたいそういう場合、季節は夏なのだ。決して、肯定できるような日常ではないし、酒ばかり飲んで、仕事にもいかないダメな感じなのに、なんだか、それでも、その瞬間の、若者たちの行動は、肯定されていいのではないかなぁと思ってしまう。他の小説に比べても、どこか倦怠感と、なんだか背伸びしたような海外のカルチャーにかぶれる描写が特徴のように思えた。本を読んだあと、改めて映画の予告編を観る。観たいなぁと思っていたけど、観れてなかった。映画のロケ地が函館だった。あれ?そうだっけと原作を思い返してみてるけど、あまり函館という意識がなかった。僕の読み込みが弱かったかな?そしてキャスティングについて、考える。そうなのかぁ。どういう風に立体化されているのだろう。楽しみだなぁと思う。いつか、ゆっくり観たい。