東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『紛失とモバイル事情』

ゆるりとしていたりバタバタとしていたりする日々。そして寒くなってきている。

そんな最中、銀行のカードを紛失する。そんな経験は今まで無いのでうろたえつつもカードの使用停止の電話を銀行に。それで翌日、再発行の手続きをするため銀行に行く。会社から最も近い支店は麹町支店。再発行の書類には、当然手書きで記入しなければならぬ箇所がいくつもあるのだけど、その中で支店名を書かなければならぬタイミングになると、窓口で対応してくれた店員さんがすかさず『麹町』という文字がでかでかと書かれたカードを差し出してくる。おそらく『麹町』の『麹』が難しく毎回どう書くのか尋ねられたのではないか。そのやりとりを解消すべく出現した『麹町』カード。なにせでかい。おかけさまで『麹』の字を間違えることはないものの、タイミングを見計らって出し入れをする店員氏の慣れのようなものに、職業病の文字が脳裏に浮かぶ。とりあえず、再発行手続きは無事終了。それにしてもいったいいずこへ。


職場まわりでは、スマートフォンが浸透している。個人的に、スマートフォンに対する興味関心がほぼ無い。今の携帯で十分なのだけど、厄介なことに電池の減りがとてつもなく早い。メールを数回使用するだけで、充電マークの目盛りが1つ減る。限界に来ている。調べると2008年の2月に今の携帯に変えて今まで使っているわけだけど、よくよく考えるとわずか3年。毎日使用しているとはいえ、3年というのは、それどうなのだろうか。僕の家には無いけれど、実家にある自宅電話などもっと長いスパンで使用している気がする。あれは、絶対に電話会社の戦略なのだろうけど、にしても3年も満たないうちに買い替えねばならぬ機械に数万かけるのはなかなかにヘヴィーな気がする。そうやって逡巡している最中、嫁氏の携帯が壊れ、するりとスマートフォンに買い替えた。本当に、するり、と。
で、スマートフォンの出現により娘子が意気揚々とする。液晶に触れると画面が動くのが面白いらしい。嫁氏からすぐに奪い嬉々と遊んでいる。スマートフォンが当然のようにある世界で育つことになる娘子の世代には、その世代の価値観がきっとあるのだろう。
僕は、大学時代前後に携帯電話やネット(正確にはWindows95)が出現した身には、それらが絶対という感覚はあまり無い。あって便利を感じるけれども。


ミクシィはどうも馴染めず、ツイッターは気になる人(といっても2〜3人)のつぶやきを追う程度な僕にとっては、ブログがちょうどいい。そんな僕ではありますが、Facebookはいろいろと活用し始めている。ミクシィツイッターと何が違うのかと言われるとなんともですが。とはいえ、自分からコミュニティを広げるのが苦手なもので、というのも、あの『友達』という設定がどうにも気恥ずかしい。微妙に知っている人や、まったくの未見の人に対して『友達になる』って選択は、ややハードル高し。あと、あの「いいね!」も恥ずかしい。人によってはコメントを書くのが恥ずかしいので、「いいね!」を押すらしいのだけど、こちらは「いいね!」がなぁ。どうにも恥ずかしい。そんなこんなでFacebookも楽しみつつ、ブログも書きつつ、ただ、ネットはあくまでネットでしかなく、それはツールの1つという意識を持ちつつ、諸々動いていかねばという所存でいければと。


そんな11月末。