東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『9月になってきた』

9月2日。私用携帯をスマートフォンに替えて、LINEの設定をした。その時、よくわかららなかったのだけど、自動で電話番号登録をしている人に申請をだしてしまっていたらしく、数名の方から連絡をもらった。かえって恐縮な気持ちになる。そのうち、一人見知らぬ名前の人から連絡をもらう。誰かわからないが、先方の方は僕のことをご存知のような口ぶり。しかし名前を見てもまったく思い出せない。ただ、どうやら電話番号の登録をしているようで、だが、やっぱり思い出せない。その方のお住いの近くの写真なのだろうか、海の写真を送ってくれた。「今朝はこんな感じです」とのこと。とてもきれいな海と朝日。しかしいよいよ思い出せない。誰なのだろう。「すいません、どなたですか?」も失礼で聞けないが、既読スルーでそれもまた失礼なことをし続けてしまっている。

 仕事で中央区のとある場所へ行き、仕事終わり、その場所の近くの墨田川の傍で少しだけぼんやりする。細い三日月がでて、近くのマンションの灯りがきれいだった。遠く向こうには東京タワーやレインボーブリッジも見える。墨田川をゆっくりと屋形船が移動している。風が気持ちよく、こういうところでぼんやりするのが楽しいなぁと思える。

 家に帰って、いくつか録画していたものを観る。

ハイバイの2作品。『ヒッキーカンクーントルネード』『ヒッキーソトニデテミターノ』。タイトルの軽さとは違い、家の外に出れない人の苦しみを描いた作品。

成瀬巳喜男監督『浮雲』。久しぶりに観る。戦後からしばらくたった代々木周辺の風景は今とはまったく想像もできない。主人公たちが待ち合わせをした信濃町駅もだいぶ長閑なつくりで、おそらく明治神宮付近を散歩している二人が「そのまま渋谷まで行ってみようか」と話をしているが、そういう散歩は今と変わらない風景。

 いろいろなところで、いろいろ考えることが出てくる。悩ましい。

 4日。仕事終わり。久しぶりに水泳に。これまでゴーグルをつけてなかったのだけど、ゴーグルをつけると非常に泳ぎやすいという当たり前の事実に気づく。ひとまず体力の続く限り泳ぐ、泳ぐ、泳ぐ。泳ぎ終わって外に出ると、風が気持ち良いが、いよいよ半袖だと肌寒いような気にもなる。9月。9月だなぁ。今年は夏がなんだかあっという間に終わってしまったような気がする。

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