東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『映画館が呼吸している』

tokyomoon2014-12-06

職場で使用しているiPhoneが5から6になる。なんでも一斉に変えると通話料無料でコストが全体的には安くなるとか。もはや携帯業界は諸々飽和に近いだろうし、あとはいかに維持させるか、他社からの乗り換えを促進するかとか各社戦略を重ねているのだろう。


慣れの問題もあるのだろうけど、ひとまずはいろいろやりにくい。好みの問題として。iPhone6のでかさと薄さが馴染めない。前から携帯は小さいやつが好きだった。あと、アイコンのデザインがiPhone5の方が好きだった。薄いせいか割れてしまいそうで、よく携帯を落としてしまうからさっそくiPhoneケースと保護シートを買う。選んだものをレジに持っていくと「これはiPhone6plusのケースですが大丈夫ですか?」と確認される。サイズがデカい種類のもあるらしい。教えてもらえて良かった。


一昨日の夜、自宅のトイレがどうも詰まっているような感じだったので、深夜2時頃にガレージからスッポンを持ってきて、ゴボゴボとさせるがどうにも直らない。丑三つ時にトイレと対峙は良いものではない。結局直らずに、朝に24時間対応している業者に連絡。来てくれることになったが、僕は仕事があったので嫁が対応。約束の時間から1時間ほど遅れた業者は、猫砂を流したら詰まる的なことを強く言って、詰まりを取って去っていったらしい。25000円かかったらしい。高え。まぁ、自業自得なのだけど。


それにしても最近、やけに寒い。シャワーくらいでは温まらなくなってきた。シャワーを浴びた後、少し震えつつ、ふと思い立って『ガタカ』を観る。イーサンホークが後手に構えて歩く姿は、自分の弱さを見せないための虚勢にも見えるのだけど、映画のラストで正体がバレた後、それでも最後に歩き出すときに、改めて後手に構えて進み出す時、そこには虚勢ではない強さを感じられる。マイケル・ナイマンの音楽も良い。


深夜のテレビで、片桐はいりさんが出ていて、かつて映画館でもぎりのバイトをしていた話を語っていた。寅さんがかかると、観客の笑い声で、劇場の扉がブワッと開いたという。それを『映画館が呼吸している』と表現していた。とても素敵な表現。いまでも暇ができると地元の大森の映画館でもぎりをすると聞いて驚いた。映画と映画館が好きなのだなぁ。