東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『公開の週末』

tokyomoon2015-02-01

1月31日(土)。娘の幼稚園で餅つきがある。嫁が幼稚園の役員のようなものをやることになったとのことで餅つきにも作り手側として参加していた。僕と娘は食べる側。思い返せば昨年も幼稚園入園前に、『近所の人も是非』との誘いがあり、参加して餅を食べていた。娘は入園して、たくさんの友達が出来、嫁は役員になりスタッフになっている。いろいろあるものだなと思う。餅を食べた後、娘が友達と公園に遊びに行ったので、僕もついていく。土曜ということもあり、同じように子供に連れられた父親の姿が目立った。1人の父親が「子供って飽きないもんですねぇ」と話しかけてきた。娘たちは公園内を夢中で走り回り、遊具に乗って遊んでいる。「そうですねぇ」と応えたものの、子供にとっては遊ぶことは『飽きる』とは別物なのだろうなぁなんて思ったり。


夕方。嫁が餅つきの打ち上げに出掛けていったので、2人で夕食を食べにでかける。ラーメンを食べたいというので東池袋のラーメン屋に行こうとしたら、お店の目の前で「蕎麦が食べたい」と言い出した。どうにも頑だったのでサンシャインの中にある好きな蕎麦屋『文右衛門』へ行き、重ね蕎麦を注文。娘は美味しい美味しいと蕎麦をたいらげていった。蕎麦を食べたり、娘が遊ぶのに付き合って、聴きたかったラジオを聞き逃す。家に帰って娘を寝かせたら一緒に寝てしまった。嫁の帰ってきたことも、映画『この世で俺/僕だけ』の初日の動向も把握せず。


2月1日(日)。起きてニュースを知る。言葉も無い。この国の首相の言う「屈しない」とはどういう意味なのかよくわからない。どうすると「屈しない」のだろうか。そして「屈しない」が解決方法なのか。何が解決方法なのか。


そんな最中、久しぶりに髪を切りに行く。半年以上切らずにいたので、好い加減伸び放題だった髪。美容師さんに「切りがいがありますね」と言われるほど、バッサバッサと切ってもらう。美容師さんとはもうずいぶんと長いおつきあい。切ってる最中にうれしい報せを聞く。子供を身ごもったとのこと。今年の5月から来年1月まではお休みをするという。半年後には復帰するというからアグレッシブだなぁと思う。なんでもあまり長い期間、ハサミを握らないと美容師として勘が鈍るというか、離れる期間が長いほど致命的なのだという。なるほど。髪を切り終わり頃に嫁と娘がやってきて、次は嫁がカットへ。僕は娘と出掛ける。その間際、美容師さんが僕の娘に聞きたいことがあるという。

「私のお腹の中に赤ちゃんがいるの」
お腹に触れる娘
「どっちかな?男の子?女の子?」
娘は少し考えてから、「女の子」と応えた。
「本当?うれしいな」
美容師さんはそういって、また来てねと笑顔で手を振ってくれた。


娘と東板橋公園というポニーや羊、山羊がいる公園へ遊びに行く。たまに行く公園。ポニーに乗ったり、山羊や羊に触れたりして、それから遊具で遊ぶ。鼻水を垂らしながら遊ぶわけで、寒さよりも遊びたい気持ちが勝っている。バッサリ髪を切ったこともあるのかもしれないけれど、晴れていたのに頭がやけに寒かった。


昼寝もせずに遊んだせいか、娘は風呂に入ったあと、すぐに眠ってしまった。


映画『この世で俺/僕だけ』、映画の日の今日はどうだったのだろうか。やりやすい検索方法がTwitterなので、ついそれを観てしまう。面白かったと言ってくれるツイートも多いけれど、「脚本が最低」というツイートもあり、それは申し訳ないなぁと思いつつ。いろいろな意見があるだろう。キネマ旬報2月上旬号に掲載された批評がキネノートというサイトで見ることが出来る。それもいろいろな意見がある。ためになる。プレイボーイ誌の批評も「説教臭い」と言っていた。それは全て僕のせいでございます。ぐうの音もないです。それでも出演者の方の好演、スタッフワークの素晴らしさを是非ご覧頂きたく、できるだけいろいろと広がって、観てくれる方が増えてくれればという思いでいっぱいであります。