東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『やけに広い公園で』

tokyomoon2015-06-29

器用貧乏な性格かなと思っていたけど、一つのことをやるだけで手一杯なのだなぁと思い始めてきた。一つのことで頭がいっぱいになると他のことに考えが及ばなくなってくる。ましてや何かを書いたりするなど。構想を頭で考えてもどうも霧散する。当然書きだすなどできない。


土曜は仕事だったけど少し早めに終われたので夕食を家族で。どういう経緯でかわからないけど、鰻を食べようということになり、近所の鰻屋さんへ。家を出た時は19時過ぎだったけど、空はまだ日が残っていてなんだか気持ちの良い夕暮れだった。確か朝は雨が降っていたはずなのにコロコロ変わる天気だ。鰻は美味しかった。食べているときに調理場の方から電話で食材の仕入れをしている声が聞こえた。その口調がなんというか、いわゆる江戸弁のような話し方で、ぶっきらぼうなトーンの中に顔見知りに対する親近感があるようで、なんだかその話し口調が良かった。


日曜。娘と二人で葛飾の金町へ出かける。都電で大塚まで出て、そこから山手線〜千代田線、常磐線。都合、三社の電車会社を乗り換えるのだけど、特に山手線から千代田線への乗り換えがわかりにくい。金町駅はJRなので、同じくJRの大塚駅からも切符は買える。運賃310円。ただ最速のルートで行こうとすると西日暮里から綾瀬までは千代田線を通ることになるのでそこの運賃は別でかかる。80円が加算されるらしい。が、これはJRでは買えない。Suicaのようなチャージ型のカードだと勝手に精算されるのだけど、切符の場合、駅員さんのいる窓口で精算せねばならない。これは面倒臭い。が、しかたない。


まずは金町駅の南口から少し歩いた公園で遊ぶ。なんだか手作りのような遊具がたくさんあり、楽しかった。ハンモックのブランコに揺られて遊ぶ。その後に、地元の中華屋で食事をして、水元公園へ行く。園内に入ってその広さに驚く。とてつもない広さだった。水元公園の近所に住んでいる大学の同期に聞いたところ、そのデカさが北海道を思い出すと言われたけど確かにその通りだなぁと思った。見渡す限りだだっ広い芝生で良い具合。川を挟んで向こう側にも公園があり、そちら側はなにやら遊具が見えたので、娘が「あっち行きたい!」と言う。それで歩いていれば渡れるだろうと川沿いに歩いたらいつまでもたどり着かない。僕らのいる側が東京都管理の公園で、川の向こうは埼玉県管理の公園らしく、そこは住み分けがあるらしい。残念ながらそちらへは行かず、東京都側の公園を散策。少しばかり木々が植えてある森的な場所を娘と歩く。互いの動作を真似しながら歩いたりした。僕が娘の真似をして歩くと「真似しないでよね」楽しそうに笑い、今度は娘が僕の真似をする。ジロッと見ると嬉しそうに笑う。


1日から2人で楽しく遊んだ。クタクタになった。


2日間とも夕焼けがきれいだった。そして夜はやけに肌寒かった。


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