東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『ちよちよと』

tokyomoon2016-06-08

6日の夜。三軒茶屋で友人のバンド『かげわたり』のライブを聴きに行く。夜遅い時間のライブだと聴きに行ける。4曲たっぷり。久しぶりに聴けて良かった。最近のライブで定番になっている『静かに流れる』という曲は本当に良い曲だなぁと思う。あと夏にライブをやって、それからしばらく活動を休む予定。ボーカルの家常さんが「おじいちゃんになっても、ちよちよ演奏していくよ」と言っていたのがなんだか印象に残った。ライブが終わったのが23時頃だったからゆっくりと話せなかったけど、久しぶりに友人たちと会えて良かった。


昨日、仕事の用件で下北沢に行き、帰り際にバッタリととある人に会った。驚いた。会うもんだなぁ。駅に戻ろうとする道はいくつも会って、とくに考えもなしに気まぐれにフラフラと道を選んで歩いていたわけで、その時間、そのタイミングで、その道を作為なく歩いていて鉢合わせる、その偶然に素直に驚く。少しだけ喫茶店で話をする。おごることになったのだけど、その人はビールを頼んでいた。僕は黒ゴマミルク。8ヶ月位前にタバコを止めたという。それまでずいぶん吸っていた記憶があったけど、よく止めれたなぁと思う。もうタバコを欲しいとは思わないようだけど、たまに口元が寂しくなり、薬局に売っている「ネオシダー」というタバコまがいのものを買っているという。つまみもないのにビールを一杯さらりと飲みきっていた。黒ゴマミルクは甘かった。最近、背中が痛いという話をして、膵臓癌かもしれないというと、じゃあ死に際には赤いバラを持って病室に行き、バラをピシピシと投げつけるよ、と言うので笑った。「最後くらい笑って死にたいでしょ」という。その通りだなぁと思う。


それからできるだけ早めに家に帰った。娘が6歳になった。6歳。あっという間といえばあっという間か。嫁が用意してくれたケーキが美味しかった。娘が嫁に「私がケーキを見ていたことは内緒ね」とコソコソ言ってるのが面白かった。僕が早く帰ってくることは知らなかったから、嫁と娘でケーキをデコレートしていたのだ。それなのに知らないふりをなぜな娘がすることが面白かった。ロウソクをつけてというので、ケーキにロウソクを指す。その間、娘は目を閉じていた。ロウソクに火を点けて部屋の明かりを消す。暗い中でロウソクの火が灯る。嬉しそうに目をあけて火を吹き消す娘。


昨日は幼稚園でもいろんな人からお祝いしてもらったらしく、「昨日は1番楽しい誕生日だったよ」と今朝、娘は嬉しそうに言っていた。