東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『鳴き声が聞こえる梅雨の日』

tokyomoon2016-06-10

昨日、少しゆっくりできたのでレンタカーを借りて埼玉の僕の実家に行く。父と母は元気にしていた。4月の終わり頃にイタリアに旅行に行っており、それが楽しかった様子。ピノキオの操り人形を買ってきてくれた。それと乾燥したトマトを塩漬けしたものを買ってきたらしいのだけど塩っぱくてどう使えばいいのかわからないということで、こちらで一袋もらった。


母はわりと考えなしにモノを買うようで、カラスミも買ったらしいのだけど、普段家で酒を飲む習慣のない父と母がなぜカラスミを買ったのかもよくわからない。「持って行っていいよ」と言われたけど、僕たちがこなかったらどうするつもりだったのだろうか。


その後、レイクタウンに行き、イオンモールをぶらついてから、娘のランドセルを買うためにランドセルを売っている店へ行く。いろんな色のランドセルがある。20年前のランドセルが見本として置いてあったけど、僕がこれを背負っていたのはもう30年くらい前なのだからその時間経過に驚く。娘はあの色が良い、この糸が良いとあれこれ思案し、無事に決めた。母がお金を出してくれた。「いいのいいの」と言うが、そこそこな金額。恐縮。ランドセルが届くのは夏の終わり頃のようだ。


買い物を終えて、母を家に送ってから僕たちも帰る。家の前の大きな道路で信号待ちをしていると、母が庭から手を振っていた。窓を開けて娘が「ババー」と手を振る。信号が青になり僕らが走り出すまで、母はずっと手を振っていた。窓を開けると、車のエンジン音が喧しいのだけど、その音と一緒にカエルの鳴き声が聞こえた。かつて家のまわりが田んぼだらけだった時、夏はカエルの鳴き声がずっと聞こえた。今は聞こえないだろうと思ったけど、わずかに残っている田んぼにまだカエルがいるみたいだ。


それから川口の銭湯に行き、娘と風呂に。子供の混浴は120センチまでと注意書きがある。娘は115センチくらいでまだ大丈夫だけど、やがてその身長に達する。そういえば、実家に行くと、母が柱で娘の身長を測っている。今回も測ってから「大きくなったね」と驚いていた。


娘は家に帰り着く前に車中で寝てしまっていた。