東京から月まで

東京在住。猫と日常。日々のことなど。

『デタラメさについて』

tokyomoon2016-06-28

いくつか仕事上で舞台を観たり、台詞のやりとりというものを見る。役者を志す人にとってはおそらく憧れの対象があって、それを真似ることが、演じることの第一歩なのかもしれない。もちろん真似ることにも技術は要する。ただ、真似が100点になってもそれが良いことかというとわからない。そこからどのように飛躍できるか。


あと、最近の若者は〜とかいうとなんともおっさんくさいけど、なんだかみんな生真面目に見える。ふざけることがいいわけではないのだけど、デタラメさというのはあっていいと思うだけどなぁ。あんまりデタラメさがないなぁと思う。


そんな最中、今ではすっかり有名でテレビでも舞台でも活躍されるとある劇団の方々の、楽屋でのエピソードや裏話などを少しだけ聞く機会があり、その人たちのデタラメさをたくさん知れてめちゃくちゃ面白かった。つくづくデタラメだなぁと。周りの人たちはオロオロと困るのだろうし、迷惑この上ないけれど、そういった話の数々を聞けることは面白い。デタラメな人が魅力的な俳優になるかどうかはわからないけど、魅力的な俳優さんは生真面目にやってるばかりではなく、どこかにデタラメさも兼ね備えているように思う。


今朝は雨が降り肌寒いくらい。日によって蒸し暑かったり、こうやって寒かったり。なんともはっきりしない中で、気がつけば6月も下旬。